女性フロント社員から一報あり。
「社長、○○社が近くで新しいホテルを始めたの知ってますか」
ホームページと地図を見て驚きました。
そのホテルは当ホテルから200mも離れていません。
まさに青天の霹靂。
聞いてない。
せめて同業者に「仁義」の挨拶くらいあってもいいのでは。
でもおかしいな。
そこは確か小さな〇ブホテルがあった場所。
すぐに行ってみました。
どうやら看板を付け替え、急きょ中身を複数利用のビジネスホテルに作り替えたものでした。
部屋数は16室。
全室部屋を改装して、朝食を売りにしていました。
しかし規模、ターゲット等、私達とは明らかに異なるホテルとみました。
もちろん油断はできませんが。
コロナが一段落した昨年初め頃から、止まっていた全国のホテル建設ラッシュが再開した気がします。
既に東京や大阪、京都などの主要都市にインバウンド客が戻ってきました。
円安の影響もあり、特に欧米人には日本旅行の好機なのでしょう。
これで中国人が本格的に復活したら、と期待しますが、周知の通り、全盛期の20%も来てません。
春節もさっぱりでした。
少なくとも静岡市内では。
中国の経済不況、ウクライナ戦争関連の諸事情でしょうか。
静岡でも浜松でも伊豆でも、静岡県内から、新規ホテル建設のニュースが飛び込んできます。
おびえてばかりいられませんが、それなりの広さの空き地を見かけると、その都度ぞっとします。
そこに建設看板が出ていたら、必ずのぞくようにしています。
静岡インターを出てすぐの場所にも、1年以上前から大きな空白地があるのです。
以前はショールーム付きの大きなマンションがあったのですが、一斉に取り壊されました。
ホテルにしては面積が大き過ぎる気がしますが、とにかくずっと空いているのです。
先日その隣りにあるコンビニエンスストアに、「まもなく閉店」のお知らせが出ていました。
ホテル建設予定地だとしたら、コンビニが立ち退くはずもない。
違う予感がして来ました。
さらにその並びの飲食店も閉店しています。
いわゆる地上げでしょうか。
集客につながるような、大型商業施設ができることを願うばかりです。
昨年はコロナ禍で我慢していた国内旅行客がラッシュのような状態になり、どこのホテルもにぎわいました。
しかし、今年になってやや客足が鈍くなりました。
2月も2度の3連休以外は、伸び悩んでいます。
3月は静岡マラソンの復活をはじめ、中学生の全国草サッカー大会、高校部活の遠征など、それなりの予約が入って来ました。
準備に追われていますが、こういう忙しさはやる気が出ます。
さあ春休みシーズン。
今時分のような、暖かい春になることを祈ってやみません。