これまでも、R、QGIS等のフリーソフトを利用して地価公示価格分布図の作成に挑戦してきましたが、イメージ通りの図を作成するのはなかなか難しいものです。
でも、その後もあきらめずに取り組んだ結果、ようやくRでほぼイメージ通りの図を描くことができるようになりました。
以下にその手順を示しておきます。
(1)国土数値情報ダウンロードサイトで、地価公示 2023年(令和5年)版の東京都のデータ(L01-23_13.GML.zip)をダウンロードする。
(2) (1)でダウンロードしたフォルダ(📂)内にRアプリを移動し、Rを起動する。
(3)Rで、「ファイル」→「ディレクトリの変更」→上記の📂を指定し、「フォルダーを選択」
(4)Rのコンソール画面に次のスクリプトをコピペする。
install.packages("sf")
install.packages("jpndistrict")
install.packages("tidyverse")
library(sf)
library(jpndistrict)
library(tidyverse)
remotes::install_github("uribo/jpndistrict")
options(scipen=10)
df_tokyo_sf <- jpn_pref(13, district = TRUE) %>%
dplyr::filter(str_detect(city, "区"))
tokyo<-read_sf("L01-23_13.shp")
tokyo1<-tokyo[1:1594,]
tokyo2<-filter(tokyo1,L01_001=="000")
ggplot(df_tokyo_sf)+geom_sf()+theme_minimal()+geom_sf(data=tokyo2,mapping=aes(color=L01_006))+scale_color_gradientn(colors=c("black","blue","green","yellow","orange","pink","red"))+labs(color="地価(円/㎡)")
出力結果は、下図のとおり(パッケージをインストールする際に、「---このセッションで使うために、CRANのミラーサイトを選んでください---」というメッセージが出ると思いますが、「Japan(Tokyo)[https]」を選んでおけばいいと思います。)。
もっとスマートなコーディングもあるのだと思いますが、とりあえずこれで、私が思い描いていた東京23区の住宅地の地価公示価格分布図が完成しました。
プログラミングの知識がないので苦労しますが、諦めずにいろいろ試しているとそのうち何とかなるものです。
私も上記のスクリプトをすらすら書いているわけではなく、「こうかな~?。あっ、エラーか。 → これでどうかな~?。やっぱりアカンか。→ ・・・・・ → あっ、もしかしてこうすれば?。あっ、できた!。」なんてことをやっているのです。