統計学の基本を理解しよう | 不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

上野山清久のブログ
 「不動産鑑定と統計学」(同名のホームページも公開中です。)、数学その他に関する日々の学習成果等について「学ぶ側の視点」で綴っていこうかと思います。

 表題の研修資料を作成してみました。

 

 と書くと、近々どこかで講師をする予定があるのかと思われるかもしれませんが、残念ながらまったくそんな予定はありません。

 

 では、なぜこんな資料を作成したかというと、難しいことを理解したいと思ったときに、自分が誰かにその内容を説明することを想定しながら勉強するのが最も効果的だからです。

 

 その証拠に、今回も作成途中で、

・「中心極限定理は、R(アール)を使って説明すると分かりやすいな。あっ、こんなこともできるんや。」とか、

・「一様分布する無限母集団から1つの標本の抽出を繰り返してできる分布はやっぱり一様分布で、正規分布じゃないのか、そらそうやな。」とか、

・「t分布の式変形にこんな意味があったんか。何となく理解してたつもりやけど実はよく分かってなかったな。」とか

の新たな発見がありました。

 

 引き続き、見直しをしながら加筆・修正をする予定ですが、とりあえず完成した資料を私のホームページ(「不動産鑑定と統計学」)に公開しておきますので、ぜひご覧になって、ご意見、ご質問、誤りの発見等がありましたらご連絡ください。

 

 実は、今回作成したのは、私がイメージしている研修の前段部分で使用することを想定した資料で、後段では別途作成済みの「回帰分析で東京23区の地価を計算してみよう」という論文をメインに、R(アール)による地価の回帰分析のノウハウやその理論的裏付け等について解説することを想定しています。

 

 ただ、この論文は、「Evaluation」(プログレス社)の次号(No.77)に掲載される予定なのですが、最近この雑誌も原稿が集まりにくいのかなかなか発行されないですね。

 

 発売時期が決まり次第、このブログでお知らせしますので、その節はぜひ書店で手に取ってみてください。よろしくお願いします。

 

 

 すでに発売済みの、「Evaluation No.75」に掲載された「数量化Ⅰ類で理解する取引事例比較法-土地価格比準表を作成しよう-」もよろしくね。