1974年の香港映画。林正英さんが初めて武術指導を担当した作品っぽいので、観てみました。
譚勝さんが手づかみで魚を捕まえているので、後から来た吳明才さんも挑戦します。が、失敗します。ちょっとしたけんかになりました。でも、お互いが大切な存在です。
房勉さんが体調不良。使用人の郝履仁さんが心配しています。ツトムは誰かを待っているようです。
秦沛さんが大勢でお酒を飲んでいます。李文泰さんも同席しています。その後、秦沛さんと李文泰さんは賭けをしますが、お金を失ってしまいます。
譚勝さんは魚を土産にツトムの家を訪問します。ツトムは息子を待っていました。故郷を忘れ、大都会で派手な生活を楽しんでいるであろう息子。息子の幼馴染である譚勝さんに何度も息子のことを頼むと言って、亡くなります。
みんな、ツトムの死を悲しんでいました。譚勝さんは彼を慕っていたので、激しく落ち込みます。
秦沛さんはダメ息子でした。GF 陳菁さんを連れて、呑気な様子で帰ってきます。
知らせを聞いて、譚勝さんは秦沛さんに会いに行きますが、入口で悪そうな男たちに絡まれます。戦っていると、秦沛さんが出てきて、争いが止まります。自分の弟子を殴り、譚勝さんを睨んで、立ち去ります。幼い頃、譚勝さんの父の下で功夫を学んだのに・・・。
秦沛さんに何が欲しいんだ?と冷たくされ、陳菁さんに嫌味を言われ、散々な目に遭う譚勝さん。秦沛さんは自分の功夫を弟子に教えており、譚勝さんの父から学んだ功夫は役に立たないから、一切教えていないとこれまた酷いことを言います。
自分が1ヶ月も遅く戻ってきたのに、ツトムが埋葬されたことにも文句を言います。さすがの譚勝さんも文句を言います。身内のことに介入するなと言われ、譚勝さんは帰ります。
ツトムは譚勝さんをかわいがり過ぎて、秦沛さんがひねくれちゃったのかな・・・。わからんが。
激オコで帰宅した譚勝さんの愚痴をGFが聞いてくれます。昔とは大違いの秦沛さんに譚勝さんはショックを受けていました。
譚勝さんを慕う娘がやってきて、2人が仲睦まじく話している様子を見て、怒ります。彼女が帰宅すると、父が勝手に見合い話を進めていました。見合い相手の男性、マザコン気味・・・。彼女は悪態をついて、見合い相手の男性と母、そして、父を激怒させます。
父は娘が好きな男性は譚勝さんだとわかり、彼に接触を試みます。譚勝さんは娘のことを妹的な存在で、結婚は考えられないと断ります。父はがっかりします。この父は金持ちでありながら、貧しいであろう譚勝さんに偏見をもたずに見合いの話をするところがすごいと思いました。
秦沛さん&陳菁さんはツトムが購入した丘を見に行きます。その際、幼馴染の女性と遭遇します。ツトムは貧しい人たちのことを考え、お世話になった人たちへの感謝を忘れませんでしたが、彼らはそれを切り捨て、お金儲けに走ります。
意見する郝履仁さんを怒鳴りつけます。郝履仁さんは譚勝さんのところへやってきて、嘆きます・・・。秦沛さんは沼を買収し、コテージを作ろうとしますが、譚勝さんはその話を断ります。李文泰さんは悪い計画を立てます。
魚を売りに行こうとしている吳明才さんに絡み、暴行します。吳明才さんに足を齧られる役で元華さんが!偶然、通りかかったGFが助けに入ります。見事な功夫の腕前。李文泰さんは慌てます。彼女は逃げる彼を追いかけ、手下も彼も倒します。
GFは吳明才さんを連れて帰り、手当てをします。譚勝さんは激怒。戦う決心をします。
魚を街に売りに行きますが、魚屋は秦沛さん側に圧力をかけられているようで、魚の買取りを拒否します。李文泰さんの姿を見て、事情を察した譚勝さんはその場を去ります。
直接、売ることにした譚勝さんに対して、李文泰さんは意地悪をします。元武さんがいるかな。
絡んできた手下たちをボコります。元華さん、魚の桶にハマる。笑
李文泰さんはビビって、逃げます。とりあえず、よかった~。しかし、これで終わるはずはない。
GFと吳明才さんと仲良く話していると、心配して様子を見に来た娘が嫉妬します。
秦沛さんは李文泰さんの失敗を怒ります。悪いことばかり考える秦沛さんを郝履仁さんは止めようとしますが、秦沛さんは聞き入れず。また怒鳴りつけられたので、彼は家を出ていくことにします。
秦沛さんは2人の友人を招くことにします。そして、今度は陳菁さんが何かを用意し、悪い計画を立てます。
翌朝、魚を獲ろうとした譚勝さんは沼の魚が死んでいることに気づきます。ただでさえ貧しい暮らしなのに・・・。毒を入れたようです。
譚勝さんは秦沛さん宅へ怒鳴り込みます。探し回りますが、彼は不在でした。失意の譚勝さん。帰宅します。
すると、吳明才さんが亡くなっていました。背後から手下たちが襲ってきました。鍾發さん、若い。左腕を刺されますが、怒り爆発で手下たちをどんどん倒していきます。
が、脚にもけがを負ったため、手下の1人を逃してしまいます。
秦沛さんは2人の友人を招いていました。
GFと娘はぐったりしている譚勝さんを発見。手当てをします。李文泰さんは譚勝さんを倒せると思い、手下を連れてやってきます。GFたちは譚勝さんをどこかへ隠そうとしますが、彼は復讐に燃えていました。けがを治さないとそれもできないと2人は説得し、ぎりぎりで逃げます。
秦沛さんは手下たちに譚勝さんを殺すか、捕まえたら、褒美を出すと言って、気合いを入れます。
なかなか見つからないので、秦沛さんは娘の家に押しかけます。娘は彼を非難し、攻撃します。GFは娘の家の前に手下がいるのを発見。裏から家に入ります。
娘は秦沛さんに負けそうになっていました。娘の腕を捩じって、譚勝さんの居場所を言わせようとしたとき、GFが登場します。
秦沛さんは娘を捕まえ、GFを脅します。さすがのGFもこれには困ります。
李文泰さん&手下はGFを追います。GFは1人で彼らに向かっていきます。李文泰さんは柵の竹が背中に刺さり、亡くなります。それからGFは譚勝さんのところへ向かいます。
陳菁さんは秦沛さんが拘束している娘をジロジロ見ていることに腹を立て、娘に八つ当たり。
GFは家に戻り、父の姜南さんに事情を相談します。譚勝さんと郝履仁さんがいました。少し元気になった譚勝さんは「沼も売らないし、娘にも手出しはさせない。」と宣言し、戦いに向かいます。郝履仁さんが秦沛さんを殺さないでほしいと頼むところが泣けました。
2人で乗り込んでいきます。手下たちを倒して、奥へ奥へ。秦沛さんに沼は売らない宣言をします。すると、秦沛さんはあっさり娘を返します。でも、何か仕掛けてきそう・・・。
案の定、外に出ると、先ほどの友人2人が戦う恰好で待っていました。の、前にまた手下が出てきたので、先に3人で彼らを倒します。
さぁ、この友人たちを倒せるか。譚勝さん1人で戦おうとしますが、やっぱり強い。GFが少し助けに入ります。意外とあっさり友人たちを倒すことができました。
元気な手下が秦沛さんを呼びに行ったので、秦沛さんがやってきます。ラストバトル~。
睨み合う2人。序盤は秦沛さん優勢。が、徐々に譚勝さんがいい感じになっていきます。GFと娘は元気が出てきて、陳菁さんを襲おうとします。陳菁さんは逃げる際、階段で転倒。倒れていた手下が握っていた刃物が背中に刺さり、亡くなります。
後半の秦沛さんがボコられるシーンは林正英さんがスタントをやっているのではないかと私は妄想しているのですが、どうでしょうか。いずれにしても秦沛さんではないです。
命乞いをする秦沛さんの要求を一旦は聞き入れますが、秦沛さんは落ちていたナイフを手にして、娘を斬り付けます。これにはさすがの譚勝さんも激怒。思い切り腹パンします。
秦沛さんは苦しみ、動けなくなります。生死は不明。譚勝さんはGFと娘と3人で屋敷を後にします。終わり。
この時代の功夫映画は耐える内容が多いので、観ていてしんどくなります。ほんと酷いよ
内容ですが、譚勝さんよりGFの方がアクションシーンがかっこよかったような気がします・・・。
そして、姜南さんがいい人設定だったのが印象に残りました。笑
正式なものは85分だそうですが、私が観たのは78分。カットされてないものが観てみたいです。