1980年の香港映画。
OPで徐忠信さんが演武を披露。とてもとてもかっこいいですお相手は戚毅雄さんかな。
徐忠信さんが戦っているのを蒋金さんは発見。アランは華麗な立ち回りで徐發さんたちを倒していきます。刺されても平気なアランを見て、蒋金さんの目がキラキラ「童子功」を身に付けているらしい。この人に教わりたい!弟分を追い払って、追いかけます。
お金がない蒋金さんに冷たいアラン。蒋金さんは先祖から伝わる翡翠の飾りを渡して、弟子にしてもらいます。明日から修行です。
さて、戚毅雄さん。店にツケが山ほどあるので、取り立て名人の鍾發さんが劉晃世さんたちを連れてやってきます。平然とご飯を食べ続けるので鍾發さんは怒り出し、バトルになります。失敗したことがない鍾發さんを倒してしまった戚毅雄さん。強いです。
保安局に荷物が届きます。副捕頭の杜少明さんたちは捕頭の黃錦燊さんに一緒に首都へこの荷物を運びに行くと言われます。危険そう。彼らは嫌がりますが、強引に押し切られます。
案の定、顔丸出しの盗賊と出くわしてします。あまりにもたくさんの手下が出てきたので、何もできないまま、荷物を盗まれてしまいました。
黃錦燊さんは罰を受けに行くと街へ向かいます。ビビりでヘタレな部下2人に苛立ちを覚えますが、彼らは「一緒に罰を受ける。」とついてきます。
さて、蒋金さん、インチキ修行でへろへろになっています。石でできた重い棋像をアランの言うとおりに動かしていました。しかし、指し手が適当過ぎる。文句を言うと、「じゃ、功夫、教えない。」と言うので困ってしまいます。これらは修行ではないよね。ただ殴られているだけ。そんなことが続きます。アラン、鬼・・・。
屋根から見ている戚毅雄さん。限界に近づき、トイレに行きたい蒋金さんを止めようとするアラン。行けと声をかける戚毅雄さん。もう訳がわからなくなってきた蒋金さん。トイレに間に合いませんでした
もう教えられないと冷たいアラン。蒋金さんは翡翠の返却を要求しますが、断れらます。刃物を持ってアランに襲いかかった際、刃物が偽物であることに気づきます。チンピラとの戦いも嘘だったのです。さっさと逃げたアランを追いかける蒋金さん。かなり激昂しています。
上手く逃げて、ニヤニヤしているアランに戚毅雄さんは声をかけます。お互い、ヤバい部分があり、功夫が上手なところが似ています。自己紹介を兼ねたバトルを展開します。馬が合いそうだと感じ、引き分けで終わります。
戚毅雄さんは日ごろの行いが悪いため、黃錦燊さんたちに盗賊の一味だと疑われ、連行されます。警察署の天井裏から様子を見るアラン。恐らく黃錦燊さんはアランが天井裏にいることに気づいています。大金が絡んだ事件だと知り、アランは目がキラキラ
否定する戚毅雄さんは牢に入れられます。食事を拒否して横になっていると、何かが落ちてきます。アランが上にいました。この事件をうまく利用して、大金を本当にせしめようと声をかけます。荷物は盗賊の大ボスである黃正利さんの元にあるはず。しかし、彼は首都にもコネがある怖い人。戚毅雄さんは断ります。
ねばるアラン。戚毅雄さんの脱獄を約束します。お金は7:3でアランが多めにもらうことで契約は成立です。
牛に花火をつけて驚かせて、壁をひっぱらせて、脱獄完了。アランとの約束を破りそうな戚毅雄さん。「昨晩は昨晩。今日は今日だ。」とマイペース。仲がいいんだか、悪いんだか。結局、5:5に変更。
次の手に出ます。黃正利さんが関係している質屋のすぐ向かいに質屋をオープンさせ、商売を邪魔する計画です。汚い帽子を質入れしてもいい値段で買い取ってくれるので戚毅雄さんのお店は繁盛します。強盗の一味の男性は偵察しに行きます。上着を彼の言い値で引き取るお店。部下の話を聞き、強盗のボスも偵察に乗り出します。
商売の邪魔をするなと迫る彼らと戚毅雄さんはトラブルになります。戚毅雄さんの方が強いのでボスはボコボコにされます。アランは助けに入ります。これは2人の計画なのかな。
ボスを家に連れて行きます。アランは大ボスの黃正利さんに取り入ろうとします。が、黃正利さんはアランの思惑を見抜いていました。おもきし蹴飛ばされ、捕まります。
黃正利さんはアランの相方探しに質屋へ向かいます。既にもぬけの殻でした。入れ替わるように戚毅雄さんは黃正利さんの家へ行き、アランの救出に取りかかります。
逃げる途中、2人はミイラのようにぐるぐる巻きになっている息子を発見。戚毅雄さんは息子の真似をして包帯を巻き、アランは息子を連れ出して、荷物のある場所まで行こうとします。しかし、すぐに黃正利さんにバレます。間一髪で息子と入れ替わります。黃正利さんは偽者だと思い込んで息子を蹴り殺してしまいます。激怒
2人は潜入に成功。地下の物置で盗品を発見します。運び出し、大喜びしていると黃錦燊さんがやってきます。実は彼らに盗品を見つけさせるため、2人をそのままにしていたのでした。
はりきって開けると中身はなんと阿片でした。阿片は欲しくない。黃錦燊さんはこれを首都に運んでほしいと2人に依頼しますが、依頼を拒否。立ち去ります。これで黃正利さんに目をつけられたのですからね。
黃錦燊さんは悩みます。杜少明さんたちは黃錦燊さんに置き手紙をし、阿片を運びます。
2人は黃正利さんに襲われます。杜少明さんは相方を先に行かせ、黃正利さんの攻撃を受けます。逃げた相方も追いつかれ、血滴子系の武器で殺されます。中を開けると、荷物の中には矢が仕込まれていました。胸に矢が刺さり、キレながら抜く黃正利さん。
ボコボコにされた男性が保安局にやってきます。彼が手にしていたのは部下たちの鼻と歯の一部でした。黃正利さんに殺されたのを知ります。有能ではなかったけれど、一生懸命だった部下のために彼は1人で運ぶことを決心します。
途中まで運んで、黃正利さんの登場を待ちます。やはり来ました。バトルが始まります。荷物が目的はなく、彼を殺す気で来ていました。矢が刺さったのが悔しかったのですね。
黃錦燊さんが殺されそうな状況で荷物からいきなり2人が出てきます。彼の心意気に感動したのかな。
まずは戚毅雄さんと黃正利さんのバトル。そして、アラン。最後は2人同時に攻撃。しかし、黃正利さんのキック、止まんね~食い下がる2人。すると、黃正利さんの胸元から血が。先ほどの傷口が開いてしまったようです。そこを攻撃するしかない!
どこにしまっていたんだか。血滴子系の武器を突然取り出し、攻撃してくる黃正利さん。黃錦燊さんは戚毅雄さんを庇い、深手を負います。黃錦燊さんは彼に小さく折りたたまれた書類渡し、阿片の処分を頼んで、事切れます。黃錦燊さんもかわいい部下を失い、事件解決が上手くできなかったことをとても悩んでいたようです。
今度はアランがヤバい。戚毅雄さんが彼を庇います。胸に血滴子が深く刺さります。彼はこのまま黃正利さんに抱き着ついて、一緒に死ぬつもりです。必死に抵抗する黃正利さん。この辺りの場面でアランにめちゃくちゃ蹴られているのは髪形から判断するに黃正利さんではなく武術指導の鍾發さんでしょう。
黃正利さんが死ぬ=戚毅雄さんも死ぬ。なので、アランはためらいます。迷いを断ち切って、黃正利さんにのしかかります。これで深く刺さりました。黃正利さんは亡くなります。
戚毅雄さんがアランの戦いを褒め、黃錦燊さんに託されたことを必死に伝えようとする場面で終わりです。
アランがずっときれいだった・・・2人が同時に攻撃する場面では、難しい動きをアランが担当しているのがよくわかりました。でも、戚毅雄さんもがんばっていました。
黃正利さんは後半から登場し、映画をぐぐっと面白くしてくれました。
もっとわかりやすい英字幕版があれば、もっと評価が高まるような気がします。ミステリー色がある作品なのに字幕が読みづらく、理解するのに時間がかかりました。
なぜ阿片を運んでいたのだろう?どこかの押収品だったのかな。それが気になる。
とにかく、2人の友情に泣けてしまった~