「虎鷹」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1983年の香港映画。「冷血十三鷹」や「人皮燈籠」で有名な孫仲監督の作品です。武術指導は梁小熊さんと戴徹さんです。おぉハート

 

清が倒れ、新しい国づくりを行っている時代。6年間、黃仁植さんたちは清王朝の復活のために活動していました。集会を開き、清の服を着て、弁髪を出します。本格的に行動を起こそうと気合いを入れていたところ、1人の離反者が機密書類を持って逃げます。キレる黃仁植さん。手下は六虎と呼ばれる6人の武者。常山さん、江島さんなど。

 

やたらとアクロバティックな馬の洗い方をしている莊泉利さん。親子で客棧を経営しています。変わっている宿泊客を気にし、父の田豐さんにたしなめられます。馬は客のものでした馬

 

妙な客とは白鷹さん。莊泉利さんは無理矢理な口実で部屋に入り込み、煙たがられ、父に怒られます。

 

白鷹さんはチェックアウトをするや否や黃仁植さんの手下たちに襲われます。そう、彼が離反者でした。客棧もかなり壊されます。しかし、白鷹さんの見事な戦い方に莊泉利さんは心を奪われてしまいますラブ

 

楊雄さんたち満州人のいる穀倉庫に行って、彼らの弁髪を切り落とすという大胆な行動をする莊泉利さんと仲間たち。

 

客棧に黃仁植さんたちがやってきます。シンプルな服の下の清の模様を見て、田豐さんは白鷹さんを追う人たちだと察知します。白鷹さんのことを知らないと言い張っていると、ビリーが帰ってきます。彼らの態度の悪さに怒り、手下の1人と揉めます。田豐さんは必死に謝り、彼らに帰ってもらいます。

 

田豐さんはビリーの行動に怒りますが、満州人たちが再び清王朝を再興しようとしている動きに恐れを感じます。

 

夜、ビリーは家を出ます。捕頭の李昆さんの裏をかいて悪者3人をやっつけ、褒賞金をゲットします。李昆さんは気に入り、跡継ぎになってほしいとしつこく勧めてきます。娘の劉皓怡さんは父親と違ってしっかり者。鷹匠でもあります。ビリーは彼女の大切な鷹を見て、鷹を食べたことがないとデリカシーのない話をするし、結婚話や地元の人との会食の約束を適当に誤魔化して立ち去ったので、劉皓怡さんは怒ります。

 

川原で休憩していた白鷹さんは常山さんたちに見つかります。3人が戦っている間に鄭康業が白鷹さんの馬を盗んでしまいます。どうにか常山さんたちを倒しましたが、頼りの馬がいなくて、白鷹さんは困ってしまいますガーン

 

ビリーは街で鄭康業さんが白鷹さんの馬を業者に売ろうとしているのを目撃。彼を懲らしめて、馬を盗んだ場所へ案内させます。そこには常山さんたちの遺体を回収していた別な手下たちがいました。早速、追われます。ビリーは逃げましたが、鄭康業さんは捕まります。

 

土砂降り雨の夜、黃仁植さんは盲目の占い師を呼び、白鷹さんの居場所を占わせていました。占い師は「南のお寺にいる。」と言います。そして、「白鷹さんは仏に守られている。」と言い、自分に触れて恐れる様子を見て、激昂!占い師を殺してしまいます。

 

劉皓怡さんは彼を追いますが、ビリーはかわして逃げます。2人の痴話げんかは他にも影響し、客棧での大きな騒ぎに発展してしまいます。慌てる劉皓怡さん。そして、白鷹さんの馬に乗って逃げます。

 

しばらく行った山道の先で偶然見つけた古い寺「南禪寺」。そこで白鷹さんを発見します。冷静に考えたい気分なのにあれやこれやとうるさいビリー。イラついて縛り上げてしまいます。ビリーは純粋に彼の側にいたいだけなのですが、白鷹さんはそんなゆとりないですものね・・・アセアセ

 

再び寺に行くとぶら下がった状態のビリーが。力になりたいというビリー。うるさいけどいいか。技を教えることにします。

 

鄭康業さんは白鷹さんとビリーを探せば報酬を出すと江島さんに言われて、解放されます。

 

「風林火山陰雷」の6つの要素を含む技を超スパルタで叩き込まれます。ビリーもヘロヘロですが、白鷹さんも常山さんにやられた傷を我慢して教えているのでかなりツラそう。それでもスパルタを止めない白鷹さん。黃仁植さんの恐ろしさを知っているからこそ、指導に手抜きできないのです。師匠役の白鷹さんもかっこいい。

 

寺の外に巨大な横たわる仏像があるのですが、これがいい雰囲気を醸し出していました。

 

交番のようなところで鄭康業さんを見つけ、劉皓怡さんは一緒に彼を探すことにします。鷹を使って、ビリーを探し当てます。

 

ビリーは白鷹さんの攻撃をかわしながら、巨大な仏像に置かれているろうそくに火を点けることができるようになっていました。白鷹さんの体調を気遣い、本気を出さないビリー。黃仁植さん打倒のために白鷹さんは本気で自分に挑むことを彼に要求します。

 

遂に劉皓怡さんはビリーを探し当てます。鄭康業さんも一緒。3人でわちゃわちゃ揉めていると白鷹さんが現れます。

 

白鷹さんは3人に今の状況を話してくれます。白鷹さんは国に黃仁植さんの悪い計画について知らせようと考えていました。そのために証拠となる機密文書を持ち出したのでした。3人とも真剣な表情。

 

鄭康業さんは白鷹さんのために薬を購入したところを楊雄さんたちに見つかり、ボコられます。必死に寺まで逃げてきます。ビリーたちは追っ手を追い払うことができましたが、鄭康業さんは薬の作り方と飲み方を伝えて、息絶えます。

 

実は彼のことを半分(以上)信じていなかった3人はここまでがんばった彼を見て、衝撃を受けます。自分のために命を落としたことを悲しむ白鷹さん・・・。そして、彼はビリーと劉皓怡さんにここを去るように伝えます。しかし、彼らは戦う気満々でした炎

 

劉皓怡さんが白鷹さんのふりをして、手下を誘導します。そして、ビリーと2人で手下たちを倒します。いいカップルではないか!

 

寺に罠に引っかからなかった植仁先生と江島さんがやってきます。白鷹さん、必死に戦います。江島さんには何とか攻撃できましたが、植仁先生はつおい・・・。

 

ビリーと劉皓怡さんが駆けつけます。まずは江島を片付けます。白鷹さんの血を自分の胸に擦り付けて気合い十分!!植仁先生とビリーの戦いが始まります。お互いを挑発する2人。どちらもぶっ壊れっぷりがいいですね。植仁先生がここまで壊れてくれるから、ビリーもいい感じでハイになってますアップ

 

劉皓怡さんは白鷹さんのアドバイスを受け、後ろから植仁先生を煽り、彼が戦いに集中できないようにします。

 

植仁先生の蹴りが半端ない。脛に硬くて棘のあるプロテクターみたいなのを着けていました。ビリーを心配し、白鷹さんがキックを受けます。あまりの勢いに池ポチャ。白鷹さんは劉皓怡さんを通じて、もっと賢く、狡く戦うように助言します。

 

巨大な仏像を戦いの場所にします。戸惑っている植仁先生を攻撃します。ひたすら戦っています。2人もろとも巨大仏像から転落。痛そ~。

 

鷹にも攻撃させます。ビリーさん、将来、劉皓怡さんと結婚して何かやらかしたら、鷹に攻撃されるのだなと思ってしまいました滝汗鷹に振り回され、お池にハマってしまう植仁先生。ビリー、キック。劉皓怡さん、邪魔する。植仁先生、鷹を引き裂く!!植仁先生の背後から止めのキックをするビリーの姿で終わりです。

 

いやいや、なかなか激しい作品びっくりラストバトルは興奮してしまいました。植仁先生はすばらしいファイターであるだけでなく、ヤバさを演じることのできるすばらしい俳優さんでもあると思いました。彼の存在は大きかった拍手

 

女性を惑わせてしまう悪役が多く、危険な魅力満載の白鷹さんがストイックな師匠を演じていて新鮮でした。そして、劉皓怡さんも凛々しかったです。

 

ストーリーよし、キャラよし、アクションよし。熱い作品ですニコニコ