「河南嵩山少林寺」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1981年の台湾映画です。

 

張紀平将軍と姫が逃げています。門を越えたところに敵の常山さん一行がいました。張紀平さんは敵に殺されます。

 

姫と護衛の陳建昌さんは2人で逃げます。常山さんは必死で彼らを探します。追い詰められた2人は崖から川へ飛び込みます。そして、変装して、少林寺に逃げ込みます。

 

お坊さんたちの強さに感動した姫は陳建昌さんに頭を剃るように命じます。そして、陳建昌さんも修行に励みます。

 

勝気なカウガールや酔っぱらってばかりだけどすごく強い龍冠武師匠など個性的な人々がいっぱい。

 

カウガールが焼いていた鶏肉に惹かれ、ついつい食べてしまった陳建昌さん。高僧に見つかり、叱られます。罰として水汲みを命じられます。

 

いろいろありますが、楽しくて、平和な生活を送ることができていました。

 

そこへ常山さんが乗り込んできます。僧たちは彼が入るのを阻止するために戦います。常山さん、かっこい・・・。強いので、龍冠武さんを呼びに行きます。あら、仏塔で寝てる・・・。笑

 

常山さんと龍冠武さんは義兄弟。龍冠武さんが上のようです。戦いを止め、仲良く話をして終わります。そこに姫がニアミスします。気づいてなかったかなと思ったのですが、やはり気づいていました。

 

常山さんは少林寺の一番障害である龍冠武さんを排除するために3人の刺客を放ちます。刺客たちは夜中に侵入します。

 

陳建昌さんはすぐに気づき、姫の安否を確認。龍冠武さんは戦います。しかし、隙を突かれ、姫は誘拐されてしまいます。

 

陳建昌さんとマークさんは追いかけます。呑気なふりして実はかなりの切れ者のマークさん。常山さんと戦います。マークさんと常山さんの一戦は迫力がありました!

 

姫も逃げることができ、陳建昌さんもけがはしましたが戻ることができました。マークさんは陳建昌さんの治療をします。陳建昌さんは姫を守るためにもっと鍛える必要があります。少林寺自体ももっと守りをしっかりしないといけません。

 

マークさんは常山さんのところへ乗り込み、契りを交わした4人の仲間と話をします。これまでは仲良くやれていましたが、姫に関わることでは考えが違います。マークさんは幼い姫を政治利用から守るためにこの結び付きを絶つ決断をします。

 

今度は常山さんのところに陳建昌さんが忍び込み、戦います。刀を使った酔拳でも強いです。逃げ帰り、再びマークさんと修行します。

 

常山さんは姫を手に入れることができずイライラムカムカ清からの命令で少林寺に捜索が入ります。姫を守らねばなりません。姫は僧に化けて、見つからないようにします。怖くて、泣きそうになりながら耐えます。

 

今回の捜索ではバレずに住みましたが、再びやって来るはずです。姫のためにがんばることを誓う僧たち。姫は姫でこれ以上少林寺に迷惑をかけてはいけないと寺を出ることを考えていました。先輩たちは逃げる手伝いをします。

 

しかし、常山さんは待ち構えていました。戦いの末、やむなく少林寺に戻ります。たくさんの僧が亡くなり、泣く姫。気を遣ったつもりがもっと迷惑をかけることになってしまいましたぐすん

 

嘉凱さんはどこで出演するのかなと思ったら、既に高僧の役で出演していました。気づかなかった・・・ガーン完璧なおじいちゃん僧にしか見えませんでした。

 

清は少林寺を壊すことを宣言し、僧たちに自殺をするよう迫ります。姫を渡せば、それは回避されるようですが。一番偉い僧が清からのお達しを踏みつけ、断固拒否します。

 

清側もマジモードで襲ってくるでしょう。少林寺もプライドにかけて姫を守りぬくつもりです。激しい争いが始まりました。

 

自分が常山さんのところへ行けば、争いは終わるからと出ていこうとする姫。それは正しいことではないと止める高僧たち。姫にしたら優しいおじいちゃん、お兄さん、お姉さんがいる環境でしたからね・・・。姫の演技がうまくて、涙が出ました。

 

常山さんがずっとかっこいいです。いい俳優さんだな~流れ星常山さんが姫に近づいたときに嘉凱さんが止めます。で、なんと秘孔を突いて倒してしまいます。最初から嘉凱さんが常山さんと戦えばよかったのでは。

 

大けがを負った陳建昌さんをみんなで手当てします。そこへ遣いの李海興さんが姫を安全なところへ案内するためにやってきます。

 

姫は陳建昌さんのことを心配しつつものんびりしている暇はないので、気にしながら旅立ちます。陳建昌さんは意識を取り戻しました。傷だらけではありますが、姫を守るため、後から行く支度をします。終わり。

 

監督は違うものの、「十三癲和尚」の制作者、武術指導、キャスト、舞台はかなり被っていて、同期に作られたと思われます。雰囲気が似ていて、楽しめました。

 

ほのぼのとした場面もあり、真剣に戦う場面もあり。癒される映画でした。