1979年の香港映画。
舞台はアメリカ。莊泉利さんはフェニックスという街を目指して、線路を歩いています。10人くらいの人たちが集まっているところを通るとき、誤ってボードゲームをひっくり返してしまいます。謝ったのですが、金をよこせとたくさんの人たちが因縁をつけてきたので戦います。倒して、その場を去ります。
一方、ある農家にやってきて、家1軒丸ごと買いたいと申し出る謎の男3人組。強盗をして隠れる場所がほしいようです。拒否る父。イラッとした顔で帰る3人。ちょっと不安です。
夜中、動物の鳴き声が激しくなり、妙な音も聞こえてきます。3人は家族を襲い、家を譲るよう迫ります。そして、サインをもらった後、父と母、兄?弟?を殺してしまいます。カール・スコットさんだけ逃げます。家族のことを思いながらも必死に逃げます。
莊泉利さんは友達の林克明さんが働いている居酒屋にたどり着きます。店の外ではお金を賭けて、戦っている集団がいました。よろしくない人たちなので参加しないよう林克明さんはアドバイスしますが、莊泉利さんは参加します。そして、相手の男性をボコボコにします。次の男性も倒します。莊泉利さんはお金をたんまりゲットしますが、面白くないと感じる人たちがいました。
林克明さんが心配した通り、速攻で絡まれます。仲間にならないかと誘われます。断ったら、戦いです。はい、戦いが始まります。すぐに倒して、店から追い出します。ビリーさんと林克明さんは喜びますが、店主は報復を心配します
ビリーさんはなぜアメリカに来たのかというと・・・。男性たちに襲われている女性を助けたことで面倒が起きたからです。男性はお偉いさんの息子だったのです。アリゾナにいる祖父のところへ行く予定です。
居酒屋に傷だらけのカールさんがやってきます。医者の梁少松さんに診せるといきなり彼を叩きます。胸に溜まっていた血を出すためだったようです。そして、薬湯に入れられるカールさん。薬も飲んで、少し元気になりました。
悪党3人は隠れている生活にイライラし始めます。アジア系男性は嫌気がさして、いなくなります。
カールさんは梁少松さんの飼っているお猿さんと戯れていると、梁少松さんがすばらしい動きをしているのを目撃します。実は功夫の達人でもありました。梁少松さんは「教えるほどの技術はないし、トラブルのもとになるから教えない。」と言います。自分より細くて、小さな梁少松さんに襲いかかりますが、梁少松さんはすぐにカールさんをやっつけてしまいます。ますますカールさんは功夫を学びたくなります。カールさんが家族を殺されたという悲しい過去を知り、秒で功夫を教えることにした梁少松さんでした。
梁少松さんは武術指導をしているので、当然のことながらめちゃくちゃ上手でした。棍棒で練習をしている場面はなかなか迫力がありました。カールさんはあっという間に上手になります。この方、本当に動きが力強いです。
さて、居酒屋の方は・・・。アジア系の男性が1人、酒を飲みに来ていました。女性を連れて帰宅。他の2人は仲間割れ。女性は巻き込まれて死んでしまいます。3人は遂に決裂してしまいます。
ビリーさんは真面目に働いています。そこにお金を賭けて戦ったよろしくないグループの1人がインディアン(アジアの方が演じています。)を連れてやってきます。これまた、ビリーさんが勝ちます。
カールさんは修行に励み、ますます立派になりました。偶然、2人は再会し、お互いが元気なことを喜び合います。
インディアンを連れてきて負けた男性は今度は違う男性に声をかけますが、その男性はカールさんの家族を殺した強盗の1人ナイフ男でした。
カールさんは家族の仇を討とうと動き始めます。インディアンがかつて戦いの前に立ち寄ったという岩でカールさんはこれからのことを話します。ビリーさんは手伝いを申し出ますが、カールさんはそれを断り、1人で向かいます。
居酒屋が急に狙われ、賭け事男と強盗男がやってきます。ビリーさんがいないので調子に乗って、店長と林克明さんを殺してしまいます。
店長の知り合いは殺されませんでした。強盗男が残したナイフを見つめるビリーさん。顔は怒りに燃えています
ナイフ男は日本人ファイターを雇います。
強盗トリオの中で一番強いジミーさんは氷を塊を叩き割るなど、鍛錬に余念がありません。
採石場でカールさんは日本人ファイターたちが1人の中国人をみんなでボコっているのを発見。止めにかかります。きびきび、びしびしとした技がかっこよかったです。
ある居酒屋にビリーさんが。閉店時刻になっても帰ろうとしないビリーさんを店長は手荒に扱います。店の奥の部屋にいた日本人男性とまずは対決。次は侍と対決。そして、ビリーさんはナイフ男と対決します。
カールさんはかつての自分の家を訪れ、アジア系の男性を倒します。
ビリーさんは牧場へ行きます。ジミーと通じている侯朝聲さんは邪魔なビリーさんをやっつけようとします。馬に乗っているところに罠を仕掛け、ビリーさんを落とします。しかし、ビリーさんは挫けず。侯朝聲さんを倒して、ラスボスの元へ向かいます。
他の仲間がジミーさんにビリーさんがやってきたことを知らせます。ジミーさんが過ごしている小屋に火がつけられます。警戒するジミーさんの前に登場したのはカールさんでした。
まずはカールさんとジミーさんの対決です。やはりジミーさん、強しカールさん、苦戦。ビリーさんが入ってきて、1対2で戦います。
ジミーさんは気功で弱点がなくなる功夫映画でよくある設定をもっており、2人がどんなに痛そうなところを攻撃しても弱りません。
カールさんは絶対どこかに弱点があると判断し、2人で協力して攻撃します。弱点を見つけて、彼をどうにか倒すことができました~。(弱点は脇?目?よくわかりませんでした。)あ~、大変だった最後、夕日に向かって肩を組んで歩く2人の姿で終わりです。
中国を舞台にしていないのでいつもと違う雰囲気が楽しめました