「江湖漢子」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

割と重厚な内容の映画を続けて観ていたので、これはちょうどよかったです。コメディ色の強い作品です。

 

1977年の香港映画。

 

傅聲さん、戚冠軍さん、李藝民さんは3人で嘘の占いをして、どうにか暮らしています。戚冠軍さんが迫力でお客を捕まえ、傅聲さんが適当なことを言って、李藝民さんはそれに合わせたアクションを起こして、騙すという仕組み。戚冠軍さんは本当はやりたくないので、すっごい嫌そうにやっています。嫌そうな演技が上手い。

 

お金が多めに入ったので、酒樓に入ろうとしたら、貧しい身なりのために入店を拒否されます。そこを姜大衛さんが取りなしてくれます。彼はお金もあるし、武術も得意だし、イケメンだし、性格もいいし、とにかく恵まれた存在です。

 

しかし、モンゴル軍(安定の山茅さん。)は彼を殺し、お金を奪おうと画策中・・・。

 

このトリオ、傅聲さんは面白い、李藝民さんはかわいい、戚冠軍さんは真面目を担当しておりますが、みんな、いろいろな方向から笑わせてくれます。

 

リッチなおじさんたちと一緒に食事をします。彼らは口ではいいことを言いますが、いざ、山茅さんが来たらすぐ逃げちゃいます・・・。ちゃんと姜大衛さんを守ってくれたのは3人。というか、食欲が勝っていたから、立ち去らなかっただけ。笑

 

姜大衛さんは金のパチンコ玉で戦います。相手は拾うのに夢中になってしまいます。

 

山茅さんもおとぼけキャラを演じている・・・。すごい笑える。なんか楽しいな。李藝民さんもぴょんぴょん跳ね回ってるしデレデレ

 

4人が揃えば無敵だね。王力さんもいいように扱われていました。

 

この映画もやはり五毒メンバーがあちゃこちゃいるので、それを探すのに必死になってしまいました。

 

最後、鞭を使う王力さんと楊雄さんは李藝民さんに翻弄され、レスラーの郭追さんと鹿峰さんは戚冠軍さんにやられ、剣と槍チームの江生さんと余太平さんは傅聲さんに串刺しにされ。でも、コメディーなので全然怖くなかったです。

 

最後の最後に鹿峰さんがいたけれど、もう1人が程天賜さんに見えてしまいました。クレジットにはないけど。違うのかな~。

 

李藝民さんのかわいさ爆発、山茅さんの必死になればなるほど笑えてしまう演技が際立っている作品だと思います。あぁ、もっとみんなに観てほしい。楽しいです!!