「大殺四方」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1980年の香港映画です。ネタバレしないように書いているつもりです。

 

やっぱり羅莽さんと孫建さんがいると映画の魅力も面白さも倍増するな~ハート

 

北で戦いがあり、多数の難民がやってきています。事態を心配した街の名士である鹿峰さんが孫建さんたちに見守りをしようと呼びかけます。

 

4つの地域に分かれ、それぞれかっこいい揃いの衣装を着た自警団たちは活動を始めます。が、調子こいて傍若無人な振る舞いをする自警団が。真面目な団もあるようなのですが。対抗できる一般人たちは殆どいません。案の定、調子こきのトップは鹿峰さん・・・。混乱を利用してある計画を考えていました。

 

難民1人目 しぶとく強かな郭追さん(髪形がかわいい。さらさら。)が自警団に抵抗します。逃げて遊郭に隠れていたところ、女主人に気に入られて、下働きとして働くようになります。

 

そして、難民2人目 水も滴るいい男 羅莽さんは同じく美胸筋仲間の楊雄さんに気に入られ、自警団に入ることになります。 羅莽さん、歯もきれいキラキラで、すぐに指導する立場になります。

 

難民3人目 江生さんは抜群の運動神経を生かして、饅頭を盗んでいました。そこは孫建さんの本拠地。孫建さんに機敏さを買われ、自警団に入ることになります。賭博場で働くことになりましたが、せこスピリッツは変わらず。サイコロの目が大きいか小さいか適当な情報を流して、小銭を稼いでいました。

 

江生さんが賭博場にやってきた郭追さんに小、羅莽さんに大と情報を流して3人が結び付きます。郭追さんが負け、江生さんのズルに気づいたことから、賭博場はあっという間に大騒ぎ。

 

けれども、3人とも難民であることやお互いの師匠を知っていることから意気投合し、義兄弟の契りを交わします。

 

実は鹿峰さんは長官を殺し、北の勢力にすり寄ろうとしていました。長官は鹿峰さんの部下たちに殺され、部下たちは罪を郭追さんに押し付けようとします。しかし、ちょうど羅莽さんと江生さんが居合わせ、それは不可能になります。

 

しかし、悪自警団の数は多く、3人では太刀打ちできません。数の多さで彼らが罪を犯したことにされてしまいます。

 

鹿峰さんは計画が完璧に実行されなかったことと弟が殺されたことでめちゃくちゃ怒ります。

 

楊雄さんチームの衣装は羅莽さんには激しく似合いますが、江生さんが着ると似合わない。その場面がウケました。胸元がすかすか。こういう似合わない衣装を着せる演出も張徹監督の萌えシチュエーションだったのかな。

 

3人は信頼できそうな楊雄さんと孫建さんに頼って逃げようとしましたが、ここでどんでん返しが起こります。うっわ、徹にやられた。ミスリードに引っかかってしまったアセアセ

 

最後の長縄を使ったアクションは私は初めて見たので、新鮮でした。展開もそうですが、アクションでも常に新しい要素を取り入れ続ける監督はすばらしい人だなと思いました。

 

ラストの江生さんの台詞に義兄弟としての繋がりの深さを感じました。君たちはよくがんばったえーん

 

やっぱり5人が出演していると面白さが違うな~ということをひしひしと感じた1本でした。