1978年の香港映画です。ネタバレしないようにしたいですが、ちょっとバレているかもしれません。ごめんなさい。
導入でヤバい映画に出会ってしまったと思いました・・・。最初の見せ方がうまい。ぐぐっと惹き付けられてしまいました。よろしくない拳を身に付けた奴らなのにみんなかっこよく見えてしまう
江生さんは死期が近い師匠から、2つのお願いをされます。5人の暴走を止めること。自分のかつての同僚を探し、彼が管理している五毒門の財産を世の中のために寄付すること。早速、彼らを探しに出かけます。
5人はそれぞれの存在を知っています。だけど、蜈蚣と毒蛇はお互いを知っているだけ。蠍子は1人。壁虎と蛤蟆もお互いを知っているだけ。そして、6番目の弟子である江生さんは五毒の基本的な技と攻略法は知っているのですが5人のうちだれか1人と組まないと4人を倒せません。(師匠は病のため、十分に彼を鍛えることができませんでした。)そんな設定も面白いと思いました。
師匠も5人もこさえてから、失敗したことに気づくなんて・・・。遅いよ。どう考えても前向きなことに使う拳じゃないよね・・・
江生さんはお金もない、人脈も地位もない若者なのでなかなか簡単に5人を探せません。それでも少しずつ真相へ近づいていきます。
財宝を巡って6人はお互い、考えを巡らします。誰を罠にかけるか。誰と組むといいか。五毒も主人公も必死ですそんな駆け引きが楽しいです。そこに腐敗し切った警察が絡んでいるので更にややこしく!
映画の一番の面白ポイントなので、これ以上詳しいことは書かないで置くことにします。
アクションがすばらしいのは言うまでもありませんが、拷問の道具も殺し方もインパクトが強いです。功夫じゃダメかぃイダい。イダい。
結局、一番悪いのは悪いことに流される私たち自身なんじゃないかな~と思ってしまいました。五毒をいいように利用してる人たち、結構いたよね。
突っ込みどころも多々ありますが、斬新な設定とストーリーで全てOK。今観ても私はワクワクしました五毒の誰かになりたい。多くの人に観てほしい映画です。