1982年の香港映画です。衣装や舞台、演出などにお金がかかっているゴージャスな映画でしたさすが邵氏兄弟。
主人公と蔣金さんはお互いに対していたずらばかりして勉強しません。いつもけんか。家同士でも揉めてます。任世官さんは2人の先生です。
実は任先生、反政府勢力の一味。その反政府勢力を探し出し、叩き潰すべく、黄正利さんがやってきます。猫ちゃんを抱いて登場そのまま猫ちゃんを抱いて、回し蹴りもしてました。猫拳使いであります。
黄正利さんの遠慮のなさにみんな、怒ります。敵同士だったお互いの伯父(叔父)さん、父親と弟が協力して彼に立ち向かうのですが、3人とも殺されてしまいます・・・。
2人は任世官さんの元へ集まり、母を殺された女性と3人で特訓をします。
しかし、ちょっとした隙に黄正利さんは任世官さんのところへやってきて、今度は大切な先生も殺してしまいます。血も涙もない恐ろしい男・・・。心の準備ができていないまま、3人は黄正利さんと戦うことに。
アクションシーンがめちゃめちゃかっこよかったです。黄正利さんの素晴らしさをこれでもかと引き出しています。ちょっとしたキックも強度増し増し。ぶんぶん振ってますほどよいワイヤー使用もよし。
黄正利さんはやはりこの時代設定、この色の衣装がいいです。赤似合う。もう最高過ぎるゴージャスな白い衣装もよかったです。戦いのスイッチが入ると目の色が緑色に変化するのも面白かったです。
内容としては盛り込み過ぎの印象を受けました。前半と後半では全く空気が違います。前半の明るく楽しい雰囲気はどこへ?それでもって、後半の救いがない状態でも笑いを入れてくるので、どう気持ちをもっていけばいいのか困りました。
軸がぶれている展開は残念でしたが、アクションは最高でした。さすが徐蝦監督だなと思いました。