子どもにもわかりやすい初期の作品ということですが、大人が読んでも深いと思いました。
挿絵のムーミンたちが一般的なイメージに比べるとちょっと細いです。
TOVE JANSSONは「彗星=戦争」として書いたらしいです。
突然、地球に接近してきた彗星。詳しいことがわからないムーミンたちはどうすることもできず、恐れるばかり。
ムーミンはスニフと共に天文台へ行って、どういうことなのか調べに行くことにします。
そして、彗星からの被害を最小限にするべく、みんなで力を合わせます。
食べ物や海辺、森の中の様子などが詳しくて、一緒にその場にいるような気持ちになれるのがいいです。
風邪気味のときにりんご酒。なんか効きそうだな~
ムーミンママが作ってくれるサンドイッチ。食べてみたいな~
スニフじゃなくても海底の様子が気になるよ~。
登場人物が皆個性的。だけど、お互いを自然に受け入れ、楽しく過ごしたり、助け合ったりする姿がいいなと思いました。
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