大学生時代、この本を読んで、ぞわ~っとした記憶があります。
救いのない最後。皮肉な最後。真面目だった学生(?)には刺激が強い作品でした。
私がこの短編集を読むきっかけになったのは、ある短編集に収録されていた「おとなしい凶器」という話です。
あまりにも衝撃的なラストで何度も読み返したのを覚えています。
ロアルド・ダールさんの他の作品も読みたいと思って、この本を手に入れました。
久しぶりに読むと、適当に読み飛ばしていた作品があったことに気づきました。じっくり再読しました。
私が面白いと思ったのは「味」、「おとなしい凶器」、「プールでひと泳ぎ」です。
「チョコレート工場の秘密」や「マチルダは小さな天才」よりも先にこの本を読んでしまったので、未だにロアルド・ダールさんには闇を感じてしまいます
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あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
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