この本に着手するまでに半年以上かかりました。もう小説はいいかなと思っていたので。
しかし、ペーパーバックに興味をもち、読むようになってから、誰かの作った世界に入り込むのってやっぱり楽しいなと思うようになりました。
本ってすごいですよね。紙や画像に記号が書かれてあるだけなのに、人の頭の中に映像を作り出し、喜びや悲しみを疑似体験させることができ、うまくいったら莫大なお金を生み出すんですから。
手元にあり、返却期限に迫られない本はこれだけだったので、読むことにしました。
面白かったです。白人と黒人の間にこんな溝があったなんて・・・。この小説には様々な溝があります。男女、親子、白人の中での差別。
何人もの女性の心に焦点を当てながら綴られる物語。どの女性もステキでした。
映画は未見ですが、映画も評判が大変よかったそうです。
暗くて、重いテーマではありますが、明るさと強さが読みやすくしてくれています。
1960年代のアメリカのお話です
ヘルプ (上) 心がつなぐストーリー (集英社文庫)/キャスリン・ストケット
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