平成29年2月24日
10時32分 永眠
先生からそう告げられても
やっぱり信じられない...。
ゆっくり翔平君とお別れしていいですよ...
そう言って、しばらく私達家族だけの時間を作ってくれた。
3ヶ月前に、こんな結末が待っていると...
誰が思ったでしょう。
体調の変化にもっと早く気付いてあげてたら...と、後悔ばかりが頭を駆け巡る
ごめんね、翔平
辛かったね、翔平
そして
よく頑張ったね、翔平
主治医の先生はもちろん
これまで翔平に携わってくれてた先生や看護師さんが次々と翔平とのお別れに来てくれた。
翔平君を一緒にキレイにしてあげましょう
と、翔平と一番仲の良かった看護師さん二人が部屋に来てくた
穏やかに眠ってるかのような翔平に...
翔平君が好きだったシャンプーしようね!
あ~、でも、
翔平君が持ってるオーガニック系のい~い匂いのシャンプーじゃないけど、まぁ許してね。
なんて、ずっと翔平に話しかけながら...涙を拭いながら...
頭から足先までキレイにしてくれました。
もちろん、私も一緒に。
いつもベッドの脇に置いていた
入院中に描いていたヘアスタイルのデザイン画をまとめたスケッチブックの中に
病院スタッフへの感謝の手紙や
美容師として自分の店を持つこと
そして、病気になった事でもうひとつ、訪問美容師の夢が加わったことが書いてあった。
スケッチブックを見た誰もが
泣いた
いつも、いつでも君は優しかった
キラキラした目で夢を語ってた
技術は回数!朝練、夕練と練習頑張った
お客様を可愛くしたいといつも言ってた
そんな彼を
どうしてこうも早く神様は連れていったのか
悔しくて、歯がゆくて、たまらない
もう翔平から
『母さん』と呼ばれる事は
二度とないんだよね。。。
さぁ、翔平...お家へ帰ろう。