携帯に着けているストラップ。
三宅島の柘植でできたイルカと御蔵島の柘植でできたフクロウ。
イルカは1995年か1996年くらいに購入してずっと大切にしていたもの。
年月を経て、良い色・艶に育ってくれた。
フクロウは2年くらい前にヤフオクで見つけて購入。
まだ、年月が浅いので色・艶は若い。
三宅島の柘植は残念なことに2000年噴火の火山ガスの影響で枯れてしまって
今は手に入れられない貴重なものになってしまった。
8月の終わりごろのこと。
ある日、ふとイルカを手にしながら、
「このイルカ、買ってから20年以上経ってるんだなぁ。
イルカの形、複雑で細い部分もたくさんあるのに壊れずにいてくれてるなぁ。
柘植だから強いのかな。
硬いってことはパキンッって折れやすいってことでもあるよね。
ずっと持っていたいから壊れないといいなぁ。」
なんて思いながら触れていた覚えがある。
たぶん、その1~2日後のこと。
帰宅して、携帯を見た時に違和感。
「ん?
なんだ?
なにか違うぞ???
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン!!!
イルカの尻尾がっ!!!
半分、ないっ!!!
(´;ω;`)ウッ…。
いつ?
どこで壊れた?
どのタイミング?」
家の中、車の中、職場の床、デスク周り…。
思いつく場所を探してみたけれど、心当たりのある場所にその欠片は見つけられなかった。
(;´д`)トホホ…。
欠片を見つけられる可能性は限りなくゼロだと思って、どうやって直そうか考えながら過ごした約2か月間。
「レジンでなくなった部分の形を作る?でも、色はどうする?」
「木を削ってなくなった部分を作る?でも…できないよなぁ。」
「作った方にお願いして修理を依頼する?それでも色が変わっちゃうかぁ。」
ずっとどうしようか考えてた。
一昨日。
職場のデスクの荷物を入れている引き出しを整理しようと一番手前まで引き出した。
引き出しの下の床が見えるくらいまで。
掃除機やモップが入らないエリア。
欠片を探そうと見たこともあったけど、見つからなかった。
その場所に欠片がポツリ。
「ん???
あの形って…。
まさか?
前にも見たけど見つからなかったよなぁ。
まさかねぇ。
でも・・・。」
とかがんでその欠片らしきものに手を伸ばす。
「あ!!!
尻尾のかけらだっ!!!
あったぁ~~~~~~っ!!!!!」
本当はその場で叫びたいくらい嬉しかったけど、
仕事中でみんな真面目にデスクに向かっている状況。
しずかにそっとその欠片を大事にポーチにしのばせました。
静かにテンション爆上がり(笑)。
その場でピッタリ合うか試したかったけれど、これ以上壊れるのが怖くてしばらく携帯から
ストラップを外していて持っていなかったのでその場で確認はできず。
帰宅後すぐに合わせてみる。
ピッタリ☆
「やったぁ!あったぁ~♪」
自宅だから叫んでも良かったんだけど(笑)、本当に嬉しい時って叫ばないのかな(笑)。
囁くように独り言(*^。^*)。
「ちゃんと落ち着いた時に作業したい。でも、早く直したい。」
そう思いながら、昨日1日仕事して、帰宅後作業開始。
そう願って就寝。
そして今朝。