救世主 | 愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

アイルランドはすでに馴染みのある国。
エメラルド・グリーンの国。妖精やレプラカーン、ダンスと音楽、詩と文学。
ここでは、上記のロマン的な面も踏まえつつ、日常生活から見聞した出来事、問題などを取り上げて、赤裸々なアイルランドを紹介していこうと思います。

昨年の暮れ頃から執筆に次ぐ執筆で、結構自身を追い込んでいたので、週末は天気も良かったのでのんびりと過ごした。
 
土曜の朝、娘とスナップチャットで話しているうちに、映画『パワーレンジャー』が金曜から上映しだしたので、母親の了解を得て、二人で映画鑑賞に行こうとなった。

 


娘は出演者の一人ベッキー・ジーと云う歌手見たさで、オヤジは幼少の頃『ゴレンジャー』を観て育った懐かしさから意気投合したわけで、日本産のテレビ番組が世界でうけられ、映画となり放映されたことに感無量で、鑑賞中思わずナッチョが喉に引っかかりそうになったぐらい、泣けそうになってしまった。
 
吾人は東映さんとは何の関わりも無いが、やっぱり観て育ったものが世代と、しかも国を越えて楽しまれると云うのは、うれしい限りだし感動ものである。

 


 
映画後夕食を取り、娘を送り届け、ジムに行こうと思ったが家に直行して、久々Youtube を観る。
 
出版した本の一巻目に、超能力者に対して少し辛い評を述べたが、実は吾人はムー・オタクで、少年期の頃などお金があれば『月刊ムー』を買ったり、学研の超常現象本を買ったりしていたほどで、昨年の秋から暇つぶしにYoutube を観ていて、秋山眞人(まこと)氏を知るに至った。
 
吾人はオカルトを好きではあるが、鵜呑みにし信じるタイプではなく、ほとんど疑ってかかる偏屈型であり、同時にアカデミックの限度と偏狭さも知悉しているつもりで、両極の良い所だけを取って信じているお調子者である。

 


さて秋山氏は自称超能力者であるが、その真偽はともかく、氏の勉強量の深さ博識さに感嘆し、奇抜な発想と内容に驚き、笑いが出るほど氏の話しは面白い。
 
ドグマ的でもなく、新興宗教の教祖にもならず、日本の良さと可能性を訴え、各自一人ひとりの潜在能力を信じている。
 
この秋山氏の動画を楽しんでいるうちに、今度は明治天皇のお孫さんの中丸薫女史に行き着いた。
 
この方もただ者ではなく、世界中の指導者や富豪者との厚い人脈があり、世界情勢のからくりを淡々と語り、日本の凄さと使命と云うものを強く訴えている。
 
吾人は上のお二方、現代のゴレンジャーに及ぶものではないが、日本の外で人生の半分以上を過ごし、日本が世界と比べいかに特異で、海外では味わうことのできない良さを持っているか、ほとんど郷愁の念とも言えるものを感じることは、海外在住の人は同感できることであると思うし、日本が世界を動かすほどの潜在力を秘めていることは、充分に納得できるものである。

 


 
これらに関係してかYoutube で、「日本から救世主が現れる」と云うのも発見したが、救世主との概念は現代事あればすぐにドンパチを起こしているユダヤ‐キリスト‐イスラムの聖書組の概念で、全ての人が仏との仏法と、全てに神が宿ると云う神道を基にする本邦では「はあ~?」と、聞き返したくなるようなよそ者概念であろう。
 
また一歩引いて聖書組に耳を傾けるなら、一人の日本人に全世界の責任を押し付けぶっ殺すのではなく、上の赤レンジャーと桃レンジャーの趣向も含め、日本または日本人が救世国、救世主たちとなるであろうことが妥当であると頷けられる。
 
今後更に日本は世界から注目され、高く評価され、『ゴレンジャー』が未来の神話になることを夢見た週末であった。