その怒り、本当はだれに向けてるの?
【わたしがわたしを生きる】がテーマアドラー×フラワー心理セラピー×看護師シングルマザーで3人の男の子を育て、47歳で看護師資格を取得。実母との葛藤や、人への依存体質を根本から叩き出し、自分の足で立ちながら、人生を謳歌している、今。アラフィフのわたしの、本気。母なる大地セラピストナース@たかよです。その怒り、本当は「誰」に向けてるの?彼は、全身から激しい怒りを放っていた。「なぜ、俺が、あんな奴らの元へ?!」言葉の鋭さに、部屋の空気が凍りつく。仕事の成績は、誰よりも優秀。その実績を買われ、新たな場所を任された。将来の成功は、約束されているはずなのに。今の彼は、まるで傷ついた野獣のよう。制御不能なイラつきに支配されていた。私は、その荒い呼吸の奥にある「静かな叫び」を探して、時間をゆっくりと、巻き戻していく。「その怒りは、本当に『今』のもの?」・・・見つかった。大学生だった彼が、一人で抱えていた痛み。大手の店員に向けた、激しい憤り。無責任な態度。取り返しのつかない失敗。謝罪もなく、逃げられた散々な記憶。「それは、ひどい!」「怒って当然だよ。あなたは悪くない」私は、彼の怒りの味方、溢れ出る感情を、とことん受け止めた。溜め込んだ想いが、言葉になって溶け出す。そして、わたしは最後に、静かに問いかけた。「その時の店員と、今、目の前にいる人。……彼らは、同じ人?」沈黙。やがて、彼の目から険しさが消えた。……違う。俺は、誰に怒っていたんだろう。憑き物が落ちたような、穏やかな声。過去の亡霊から、今、解き放たれた瞬間。私は、彼に心からの言葉を贈った。贈りたかったから。あなたは、人をまとめる力がある。誰にも真似できないほど、努力家だし、あなたの仕事ぶりは、何より誠実だ。「ベタ褒め」の言葉を浴びる彼は、少し照れながら、穏やかに笑っていた。かつての私は、全く心に余裕がなくて、目の前の大切な存在に対して……それは、かつての育ち盛りのわたしの息子たちなんだけど、褒めてあげるどころか、話を聞いてあげることさえ、してこなかった。一番、味方でいてほしかったはずの彼らに、私は「怒り」ばかりをぶつけていた。「母親失格」今も、消えない後悔が胸の奥底に居座っている。けれど、だからこそ、私は今、ここにいる。過去は変えられない。でも、目の前の人の「今」は支えられる。セッションの終わりには、もう、明日のことしか話してなかった彼。その背中を見送りながら、私は、遠いあの日、褒めてあげられなかった息子たちの姿を、そっと重ねていた。私を信じて、話してくれてありがとう。あなたの「明日」を、心から応援しています。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。いいね♡コメント、喜びます。もし、良かったら公式LINE お友達になってください🍀