腹腔鏡下子宮全摘術 手術当日② | カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

2013年4月に双子の男児を出産。その直後に旦那がレイオフ。そして6ヶ月後にステージⅣの大腸癌と診断され、2年の闘病後他界。現在、子宮筋腫、子宮腺筋症を治療しながら子育て中。

麻酔から覚めると、HCUにいました。

ナースが来て、耳元で「手術終わりましたよー。」と言いました。

時計を見ると午後1時でした。

予定通り3時間だったようです。

「気分はどうですか?」と、聞かれ、なぜか大をしたいような感じがしたのでそう言うと、それは無視されました。

バイタルチェック、指にサチュレーションを測る機械をつけられました。

私のベッドはナースステーションから一番離れた場所で、人工呼吸器で喉を傷つけられた私は声が出ず、しかもナースコールなるものはなく、ナースが私の様子を見に来てくれるまで、何も訴えることができません。

しばらくして痛みに襲われ始めました。

バイタルを測りに来たので、痛いと訴えると、飲み薬を持って来ました。

何も口に入れたくないのに。

その痛み止めはほとんど効かず、私は痛みに苦しみました。

そして、そこのナース達の態度の悪いこと。

こいつら仕事してるのか、それとも休憩?って聞きたくなる感じ。

お前ら全員日本だったら首だぞ!って感じでした。

まず、HCUには手術後の患者さんがくるところです。

手術で絶飲絶食、手術ごも麻酔の副作用などで気分が悪く、もちろん食欲のある患者さんなどいないと思います。

そこで、コーヒーやスナック、サンドイッチを食べながら大声で喋り捲り、大声で笑うナース達。

痛いし気持ち悪いし、休みたいのに、食べ物の匂いと、ナース達の笑い声で全く休めません。

もちろんそれに文句を言う力などありません。

耐えるしかないんです。

午後4時。

痛みがピーク。

でもナース達は相変わらず大声で私語、全く患者のことなど気にしていません。

そこへパスターの奥さん登場。

パスターの奥さんは元ナースです。

私の様子を見て驚いた奥さんは、婦長のところへ苦情を入れてくれました。

そしてやっと様子を見に来てくれ、点滴から痛み止めを入れてくれました。

少し痛みが和らいで、少し眠りましたが、やっぱりナースがうるさくてすぐ起こされてしまいます。

私を早く病棟に移してくれ!こんなとこにいたくないよー!と、心の中で叫びました。

何度も「後15分で病棟に移動になる。」と起こされ、そしてまた「やっぱりまだ移動できない。」と。

もういい加減にしてくれよ!!休ませろ!黙れー!!

そして無理やり着替えさせられる始末。

あのナース達、地獄に堕ちろって密かに思っている今日この頃。。。

「水が飲みたい。」と言えば、「水はダメだけど、氷なら。」と、氷を持って来てくれたはいいけど、全く届かないところに置いていかれるし。

一体どうなってんだ?

本当にお前はナースの免許持ってんのか?

と、文句ばっかり出て来ます。。。

すみません。。。

でもそれくらい酷かったんです。

 

午後7時、やっと病室へ移動になりました。

HCUに無駄に6時間。。。

これで良いナース達だったら苦痛じゃなかったのかもしれませんが、あのナース達だったので地獄でした。

病棟のナースが天使のようでした。

 

またまたバイタルチェック。

傷や出血のチェックをし、やっと落ち着いたと思ったら。。。

4人部屋だったんすけど、4人中2人が認知症のお婆ちゃん。

一人は大音量でテレビを見ていて、もう一人は大声で電話をし、同じことを何回も言っています。

英語でよかった、これが日本語だったらもっと苦痛だ。

 

そしてまたまたパスターの奥さん登場。

ジンジャエールを買ってきてくれました。

ノースアメリカの人、吐き気にはジンジャエール。

そして、ナースに吐き気どめをお願いしてくれ、点滴から吐き気どめを入れてもらいました。

そしたら、今までのしんどさが嘘のようになくなり、急に食欲がわきました。

でも急に食べるのは怖かったので、その日はお水と、りんごジュースと、ジンジャエールを飲んでしのぎました。

 

そしてうとうとし始めた午後11:30頃、またナースに起こされる。

「起こして本当にごめんね。本当に申し訳ないんだけど、病室移動です。」

え?こんな時間に?まじですか?なんの嫌がらせ?

そしてストレッチャーに移され、廊下へ30分ほど放置される。

寒いんですけど。。。

そして、その後なぜか小児科病棟へ移されました。

本当にベッド足りないんだな。。。