婦人科の診察 | カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

2013年4月に双子の男児を出産。その直後に旦那がレイオフ。そして6ヶ月後にステージⅣの大腸癌と診断され、2年の闘病後他界。現在、子宮筋腫、子宮腺筋症を治療しながら子育て中。

やっとリアルタイムに追いついてきました。

 

2月21日

子供達を保育園へ送り、その後婦人科クリニックへ。

前回は予約時間を1時間半過ぎてからの診察だったので、今日はどれだけ待たされるんだろう?と不安でしたが、20分遅れで診察が始まりました。

 

私「薬を前回の診察後すぐ飲み始めて、生理が止まるか、すごく軽くなることを期待していたけれど、ほとんど変わらず、ひどい出血量でもうどうしようもない。」

ドクター「ここまで来ると、もうほとんど何もかもやり尽くしたけど、どうしたい?」

私「子宮摘出を希望してます。本当は4月に日本で診てもらったときにすでにそうして欲しかった。」

ドクター「2個オプションがあって、あなたの希望する子宮摘出手術と、もう一つは子宮動脈塞栓術。これは私じゃなくて、レントゲン科にまず医療提供書を提出してからの治療になる。筋腫に栄養を与えてる血管を塞栓して、筋腫を殺す。この手術だとだいたい一泊で帰れる。筋腫が死ぬときに痛みが現れる。そして、この治療法だと、あとで再発して同じ手術を何度も繰り返すことが予想される。」

私「もう何もかもやり尽くしたし、私は子宮を摘出しても構わない。」

と言った瞬間、前から決断してたことなのに、なぜか涙が出てきてしまいました。

きっとどこかで、薬が効いて、子宮摘出しなくていいかもって思ってたし、貧血の原因になってるし、もう妊娠する予定はないとしても子宮を失うことに現実味をおびてきて、急にあーもう摘出するしかないんだってことを受け止めなくちゃいけない瞬間だったんだと思います。

ドクター「妊娠はどっちの手術をしたとしてももうできないし、卵巣は残すから更年期障害が来ることもない。でもわかる。女性器を失うとういのは大きい事だから。もう少し考えてみる?」

私「いえ、やってください。もうこれ以上貧血に苦しみたくないです。でも調べたら6ヶ月待ちだそうですね。」

ドクター「明日すぐにはできないけど、貧血もあるし、緊急を要する患者リストに載せられるから、6ヶ月は待たないでできると思う。開腹ではなくて腹腔鏡を使います。お腹に3個穴を開けて、子宮を切り離して、膣から取り出します。この手術も1泊(日本だったら多分5泊はするはず。。。しかしここはカナダです)で、主にペインコントロールと、尿管を入れるからそれが取れて自分でトイレに行けるようになったら退院です。一応合併症としては、あなたは帝王切開をしているので、癒着具合では開腹に切り替わる可能性もあります。また膀胱を傷つけてしまった場合、尿障害が出るかもしれないけど、これは1%以下の可能性です。卵巣は残すけれど、稀に更年期障害が早く来る人がいますが、あなたは若いからあり得ないわ。順調にいけば、術後2週間で普通の生活には戻れます。でも保育園で働くことはやめた方いいと思う。人によってしばらく疲れやすかったり、痛みが取れないこともあるから。術後1ヶ月は仕事は無理ね。」

私「わかりました。で、いつ手術してもらえるんですか?」

ドクター「Magic Ladyに話に行きましょう。」

ドクターがMagic Ladyと呼んでいるのは手術のスケジューリングをする看護師さんです。

手術と合併症の説明を受けたという書類にサインし、飲酒や喫煙などの生活習慣について記入し、そして手術日があっさり決定しました。

4月23日です。

日本にいる方はおそーい!!ってびっくりするかもしれませんが、これはとっても早い方です。

私の知り合いは卵巣嚢腫ができているのに、嚢腫が7ヶ月の胎児の大きさになるまで手術してもらえなかったそうです。

貧血や出血など合併症や命に関わる病気だとすぐ手術してもらえます。

実際、私の夫の大腸癌がわかった時、1週間後に手術してもらえました。

 

とりあえず手術日が決まって一安心。

あとは手術日まで仕事をするかどうか。。。

私がもらっている傷病手当は3月いっぱいまでで、その後長期傷病手当に申し込みますが、これは6ヶ月以上経たないと払ってもらえません。

なので、4月と5月は無収入です。

悩みました。

子供二人いるのに2ヶ月無収入はまずい。。。

やっぱり仕事に戻るべきなんだろうか?

とりあえずまたファミリードクターのところへ行くことにしました。