2007年8月13日:15時過ぎ。
気合を入れ体が軽くなって、礼文林道に突入!
礼文滝までの区間って、今まで歩いた事なかったので…
黄レンジャー:「どんな感じ?」
白&青レンジャー「ただただ、登り坂だよ」
そのとおり、ただただ登り坂だった。展望も効かない。ダラダラぁ~とした登り坂…でもさっきまでのウエンナイの登り坂と違い、車もバイクも入り込めるし、道幅も広いし、かなり快適。話しながら登っていくと、展望が開けてきた。すると…
目の前に利尻岳が迎えてくれた。手前の礼文の山が利尻岳を見えるように凹んでくれたかのようだ。いやぁ~ありがたい、ここでまた利尻岳を拝めるなんて!
礼文滝の入口を通過し、ピーク268の入口も通過。そろそろレブンウスユキソウの群生地に着く。そういえば、ウスユキソウの捜索ってどうなったんだっけ?一応探してはいたんだけど、なかなか無い…しばらく歩くと前方にオレンジのジャケットを着た大学院生風の兄さんが何やらスケッチをしていた。白レンジャーは挨拶して素通りしてしまったけど、
青レンジャー:「スケッチですか?」
院生くん:「ええ、ウスユキソウを…」
へぇ~、スケッチしてるんだ、ウスユキソウを。へ??
青&黄レンジャー:「あ!あった!あった!ウスユキソウ!」
一瞬発見も分からないほどの唐突に捜索終了。同時発見という事もあり、白レンジャーの一人負けとなった。あとでオゴリね。しかし発見が他力本願って…
16時50分。ウスユキソウの群生地に到着。
そろそろ夕日の時間。雲が出てるから、夕日の沈む瞬間は見えないかもしれないけど、夕焼けが綺麗かもしれない…しかも白レンジャーの話だと夕焼けに赤く焼けた利尻岳は格別に綺麗だそうだ。(星観荘に泊まってると赤く染まった利尻岳を見ること無いもんね。24時間の特権のひとつだね)
トイレ休憩をしているとさっきの院生くんが歩いてきた。彼は礼文島初めてで自転車で周っているそうで、行く先々でスケッチしているそうだ。ウスユキソウの可憐さに感激していたので、6月の花の時期はもっといいよぉ~とか、今度は星観荘に泊まったらとか、オレ達が24時間歩くんだってことを色々伝えた。一気に色々言ったから、どこまで伝わったんだろう?もう夕方だったし彼と一緒に舗装路まで4人で歩くことにした。
普通は7月でドライフラワーになってしまうウスユキソウだけど、気温が低かったのもあり、お盆までもってくれたみたいだ。ありがたいよ、ウスユキソウにも会えたね。
ウスユキソウの群生地から見た利尻岳。まさに海に浮かぶ山だ。なんて綺麗なんだろう…この山が赤く染まる?見てみたいなぁ…
ウエンナイ分岐点~礼文林道終点=6.3キロ
累計=26.4キロ
観光客も居なくなった夕暮れ。なんだか寂しい…