Emiちゃんのライブは今回初めて。Emiちゃんを知るきっかけはNHKドラマの主題歌「ばけもの」を聴いたことと、ReiちゃんのSNSで歌声が凄い人と書かれていたこと。この二つのきっかけで興味を持ち聴き始めました。
ライブで是非Emiちゃんの歌声を聴いてみたいと思い、今回ライブに参加。今回は5列目に座れました。
登場したEmiちゃんはTシャツの上にヒラヒラのブラウス、その上に白のオーバーオール。
1曲目は「BEST」、歌声のパワーが凄い。胸がゾクゾクする。そしてステージ前方のお立ち台の上に立って歌ってくれるので近くで歌っているのが見え、表情がよく見える。一生懸命歌っている顔や笑顔、うおー、いい。
2曲目が「Don't」、聴いていて楽しい。早速体が揺れる。♪どんどん濃くなる化粧♪や♪天狗になってない？♪などでジェスチャーで表現しているのも楽しい。
序盤で「究極の休日」、凄く好きな曲なので聴けて嬉しい。テンション上がり、またまた体が揺れまくる。
歌詞での休日は、優雅で人が羨ましがるような特別の休日ではなく、買い物にいったが結局ドラックストアやいつものかっこで草むしりなど、なんか身近な休日のことを歌っていて、うんそうそう、それが気分転換になる、と共感する。
アコースティックの「白昼夢」の演奏は綺麗で静かなギターのみなので、Emiちゃんの歌声が特に強調された。力強い歌声に胸がゾクゾクしまくり、ずっと聞き惚れていた。ライブで聴いた「白昼夢」はCDで聴く静かな曲ではなく、もの凄いスケール感のある曲だった。やっぱりライブはいい。
今回のライブに向けて『KICKS』以外のアルバムも聴いていたが、その時どんどん好きになったのが「かかってこいよ」だった。だからライブで聴けてよかった。
♪
殺気に満ちた勝手な言葉 会ったことなくても投げられる時代
「お前のかーちゃんデーベソ」くらい無責任な言葉だらけ
目を合わせて争う厄介な痛み 相手を傷つけた嫌な余韻
そんなのも知らず戦争も知らず 電波に乗っけて傷つけるだけ
Wah Wah お互いに
Wah Wah 『痛い』ってこと
Wah Wah ちゃんと知ってる大人はどこにいる
パワハラ モラハラ マタハラ 種類だけどんどん増えちまって
人の心おっかない部分 世代の違い 考えの違い
大事なのは上司も部下も 先生も生徒も 家族も恋人も
目に見えない小さな小さな積み重ねの『信頼』という宝物
～
かかってこいよ 敵はそいつじゃない
かかってこいよ 敵は自分の弱さ
かかってこいよ 敵は全部自分
かかってこいよ でも誰かにいてほしい
♪
自分が言われて嫌なことは、たぶん相手も嫌に思う。自分の思いだけでなく、相手の感情も考えて発言したいよね。
♪Wah Wah♪ではEmiちゃんや会場のみんなと一緒に腕を振ってました。
「火をつけろ」、この曲も凄く惹きつけられた。
弱気の心のつぶやきの後からの力強い言葉、どんどんテンションが上がっていく。
♪
私の人生は誰もやってくれない
火の元用心くださいね 近頃の火は水じゃ消えない
でも信頼抱えてする喧嘩 熱い熱い絆になる
♪
そして最後の♪自分の純粋に火をつけろ♪で最高に気持ちが開放される感じ。あー、最高！
「祭」はMummy-Dとの共演だけど、ライブでどうするんだろうと、と思ってたが、Mummy-Dパートは音源が流れていた。そうよねえ。
ハッ、ハッ、ハッ、ハッでは会場みんなで盛り上がった。
「一円なり」では曲ができたエピソードも聞けたため、より一層ジンときた。曲の最後で実際にそろばんを弾いて音にしていた。
「メジャーデビュー」。世の中に流されるんじゃなくて、自分の芯を通してやりたい音楽をやるんだ、という心意気を歌っと思われる曲。終盤でこの曲を歌ってくれて、いいぞNakamuraEmiと思った。
最後は「YAMABIKO」。Emiちゃんは『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2』から聞いているので、この曲は初めて聞いた。今からこの曲が収録されているアルバムを聴こう。
アンコールで「ファンレター」。Emiちゃんはマイクを持たず地声だけで歌いだした。そしてなんとステージから客席に降りてきて、客席を歩きながら歌ってくれた。すぐ目の前で本人が地声で歌っているシチュエーションは初めてなので、Emiちゃんが歌っている姿を見て、嬉しいのと、ドキドキで、なんか曲が頭に入ってこない感じだった。いやー、感激。
初めてのNakamuraEmiの感想は、歌声がパワフル。そして笑顔が素敵だった。
パワフルな歌声に胸がゾクゾクする事が多かった。（私はちょくちょくライブに参加するが、これだけ胸がゾクゾクしたことは稀）。歌声にどんどん気持ちが惹きつけられた。
そして笑顔によって心を和ませてもらった。笑顔による楽しい気持ちは伝播すると思う。
初めて聞いたアルバムは『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2』だが、「東京タワー」「ふふ」や「甘っちょろい私が目に染みて」など、弱気が出ている曲の印象が強く（その当時そのような曲に共鳴する時期だったかもしれないが）、Emiちゃんの曲は陰が強いのかな、と思っていた。でも今回ライブに向け『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2』、『Momi』、そして『KICKS』を聴き込んでいるうち、弱気もある一方で、「かかってこいよ」や「大人の言うことを聞け」のような力強さもがある曲、「相棒」や「いただきます」のような日常の前向きな曲、そして『KICKS』のかっこいい曲など、多彩な曲があるなと印象が変わったので、凄くライブが楽しみだった。
ライブでは力強い曲や美しい曲など、色んな表情が見れてとても楽しい時間だった。
Emiちゃんのトークはおしゃべり好きの気さくなお姉さん、という感じだった。カワムラさんとのやりとりが面白かった。
今回は素敵な時間をありがとうございました。Emiちゃんのライブに来てほんとよかった。次回、絶対また行きたいと思った。是非また広島に来てくださいね。
セットリスト
1.BEST 2.Don't 3.究極の休日 4.梅田の夜 5.晴るく 6.ボブ・ディラン 7.白昼夢 8.雪模様 9.Rebirth 10.雨のように泣いてやれ 11.かかってこいよ 12.火をつけろ 13.祭 14.一円なり 15.メジャーデビュー 16.YAMABIKO
アンコール 17.ファンレター