ちょっぴり陽射しが温かく、すこし春っぽい感じがする朝。

こんな朝にこの曲が思い浮かんだ。


中学校の卒業式の日も太陽の日差しは温かいが、風はまだ少し肌寒い日だった。

中学生の時はシャイというか、今のツンデレでいうツンしか表せない男子だったので、いいな、と思う人がいても、とてもそっけない態度になっていた。(今もそうだけど・・) 

でも青春まっさかりの頃で、あー、あの子に話しかけた、という想いは持っていた。

しかし想いを伝えられないまま卒業式の日が過ぎたことを覚えている。


その記憶を思い出すので、太陽の日射しは温かいが風はまだ少し肌寒い冬の終わり~春の初めは少し切なさを感じる。

アルバム『圧倒的に片想い』より

この曲は全3分58秒のうち3分24秒までのほとんどを盛り上がりを抑えて曲が淡々と進んでいく。
煮え切らない想いを表していると思う。


恋すると人は誰も詩人になってしまうもの
言えない 消せない想いが
ほら今こんなにあふれているよ
今日もまた眠れない 今夜も眠れない
思い知らされてる ほらこんなに好き


しかし3分25秒からついに想いが爆発する。
最後の最後にこの曲の中で初めて奏でるメロディーで、大きな声で想いを吐露する。


圧倒的に片思い
悔しいくらい好きだから
圧倒的に片思い
あなたは・・・
認めなくない I LOVE YOU

特に♪あなたは♪の後の♪・・・♪の無言が切ない。




今でもこの曲は私の心に流れる 切ない恋心曲 を代表する1曲。

改めて聴いたが、キュンときた。