ある日アメブロでメッセージが届きました。メッセージを送って頂いたのはワーナーミュージックジャパンさんで、私のブログに載せていた写真をあるアーティストの新譜のジャケットに使用したいとの連絡でした。そして新譜はレコードのみで出るとのこと。

ちなみに話があった写真はブログ「一点透視図法」の斜張橋の写真です。




初めは、えーほんと? 怪しい話なのでは? と思いましたが、ジャケット、歌詞カードなども含めて一つの作品だと思っているので、ジャケットで私の撮った写真を利用してもらえるなら、とても光栄なことと思い、お話を聞いてみることに。
レコードを発売するくらいのアーティストだから若手ではないようなあ、ワーナーミュージックジャパンのホームページを見て誰だろう、と想像が膨らむ。


そしてそのアーティストとはコーネリアスさんであるとお話頂きました。えー、コーネリアス! びっくり、驚きました。

私が人生で初めて海外に行ったのは、会社に入社して3年目。海外研修の名目でインドネシアの建設現場に半年以上行くことになりました。
当時は朝6時半に宿舎を出発、帰宅は21時過ぎ、休みは月に1日か2日の凄く忙しい状況。20年以上前なので、携帯電話もネットもない時代。忙しくて疲れ切った心を癒してくれたのが日本から持って行ったCD4枚でした。
そのうちの1枚がコーネリアス『FANTASMA』でした。

『FANTASMA』はジェットコースターのように上がったり下がったり、またメリーゴーランドの様な華やかな曲々。それらが12曲目「THANK YOU FOR THE MUSIC」に向かっているように感じ、心地よい気持ちになる素晴らしいアルバム。このアルバムで癒されたものです。

そのコーネリアスさんのジャケットに利用して頂けるならとても嬉しいこと! 是非利用して下さいとお願いしました。

作品は2022年にリリースされたmei eharaさんがヴォーカルの「変わる消える」の、小山田さんヴォーカルヴァージョンとのこと。

前回のジャケット写真に、斜張橋の写真を合わせると。どのようになるか楽しみです!



そして2月22日、ついにレコードがリリースされました。

自宅にレコードが届き、始めにレコードを見て初めに思ったのは、でかっ!でした。
ずいぶん長い間CDばかり購入していたので、レコードジャケットの大きさに驚きました。
そして大きい分、ジャケットの視覚的インパクトが強いと思いました。やっぱりレコードは存在感がある!
そして写真を採用して頂いて、それがジャケットに利用されているのを見て、素直に嬉しかった。
ジャケットはこちらです。
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そして早速レコードを聴きました。

小山田さんバージョンの「変わる消える」は優しい感じがした。

昔、実家の和歌山にいる頃はビートルズ『赤盤』『青盤』などレコードで聴きましたが、今回久々にレコードによる音源を聴きました。CDとは違う温かい感じがいい。演奏が終わった後のレコードのカタン・カタン/ブツブツ感も懐かしい感じ。

ちなみに裏ジャケットは橋の写真成分が多めになっていて、Photo協力者として私の名前も載せて頂いています。これ家に飾っておこう。
(レコード『変わる消える』裏ジャケットとインドネシアで一緒に滞在したCD『FANTASMA』で一緒に記念撮影)
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またレコード円盤A面の中心部にも橋の写真を使って頂いています。
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今回このような素敵な出来事に巡り合わせて頂いたワーナーミュージックジャパンさんには感謝しかありません。ありがとうございました。