京王電鉄100年展 | きよひこ的芸能?ニュース(息抜き程度の内容)

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京王線と歩んだ100年 博物館で企画展

2011年07月21日

 京王線とともに歩んできた調布市の1世紀を振り返る企画展「京王線100年と調布」が市郷土博物館(小島町3丁目)で開催中だ。京王線の連続立体交差事業(地下化工事)が急ピッチで進み、調布の街並みが大きく変わろうとする中、「在りし日の京王沿線の風景にふれてほしい」という。

 京王線は1913(大正2)年、笹塚―調布間(12.1キロ)で営業を始めた。1889(明治22)年に中央線の前身にあたる甲武鉄道が多摩地域初の鉄道として誕生。甲州街道沿いの街はその役割を失いつつあっただけに、都心と結びつく電車の開業に地域住民の期待は大きかったという。前年6月にあった起工式で当時の調布町長は「われら町民は日夜千秋営々として之が敷設を思うこと久しかりき」と祝辞を読んだ。

 創業時の京王線は木造の路面電車(定員44人)だった。笹塚―調布間の所要時間は1時間。保有車両は6両で、30分間隔で往復運転していた。開業直後の1カ月半の乗客数は3万7413人(1日平均796人)との記録が残る。

 以来、およそ1世紀にわたって地上を走っていた鉄道は今、来年度完了を目指して地下化工事が進む。

 京王電鉄広報部によると、工事区間は京王線の柴崎―西調布間の約2.8キロと、京王相模原線の調布―京王多摩川間の約0.9キロ。それに伴い、調布、布田、国領の各駅も地下化され、地上にはそれぞれ広場が整備される予定だ。

 同博物館事業係の平自由さんは「駅だけでなく、工事区間内にある18の踏切もすべて消える。線路に沿うようにしてつくられてきた調布の街並みが大きく変わるのは間違いありません」と話す。

 企画展は「京王線の建設と調布の近代化の夜明け」「日記や新聞に見る京王線の建設」「京王線と京王閣のにぎわい」「戦後の復興と高度経済成長を支えた京王線」「そして次の100年へ」――の五つのテーマで構成。

 創業当時の調布駅を出発する路面電車など旧型車両の写真や、戦前から戦後にかけての切符、乗務員の制服、駅跡地に整備される広場の模型などを展示。消えゆく18の踏切の様子を昭和30年前後と現在とで比較した写真コーナーもある。無料。10月10日まで。問い合わせは同博物館(042・481・7656)へ。




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