2023年大河ドラマ『どうする家康』が48話最終回が、17日に放送されて、全話終了した。

好きな歴史上の人物である徳川家康が主人公の大河ドラマ、毎週楽しんで観ていたが、終わってしまい寂しい😢


このドラマの脚本家は、古沢良太氏。

古沢氏の脚本は、所々に伏線をはって後から回収する事が結構あって、なるほどね~そういう事かぁ~と面白い😀✨


特に印象に残っている伏線は、夏目広次(甲本雅裕氏)と言う家臣がいて、この夏目広次第1話『どうする桶狭間』から登場してるけど、


夏目広次は、ずっと徳川家康(松本潤氏)からいつも名前を間違われる、色んな名前を言って間違え、まともに本当の名前を言ったことがなく、夏目広次はその度に寂しそうな表情をしていたんだけど、


第18話『真三方ヶ原合戦』でその伏線が回収されたんだ。


夏目広次は、三方ヶ原の戦いで敗走する徳川家康を守るために甲冑、兜を取り替えて、家康の身代りになり討ち死にした。


甲冑を交換してる時に家康が、泣きながら身代わりになることを拒否していた、その時に幼少期の竹千代時代の時を回想。 


竹千代は、父・松平広忠(飯田基祐氏)が今川義元に織田信秀(信長の父・藤岡弘、氏)と対抗するために協力を求め、協力する代わりに竹千代を人質に出せと言われて、駿府に送ることになった、その送る時に夏目吉信と言う家臣が付き添っていたけど、織田方に人質竹千代を奪われてしまい(竹千代は、2年間は織田方の尾張で人質生活を送ることになるわけだけど)、夏目吉信は責任を感じ、切腹しようとしたけど、


広忠はそれを止めて、今後も松平家の為に励んでほしいと、名を広次と改名したエピソードがあった。 


竹千代は、ずっと夏目吉信を慕っていたから、成長してから、名前が変わったので、広次と言う名前を思い出せなくていつも名前を間違えいた、


しかし、家康が、その時の事を思い出して、小さい頃から慕っていた夏目吉信が、夏目広次だと思い出し、悲しくなったと言うシーンがあった。


夏目広次が、身代わりで討ち死にすることは、知っていたけど、そのエピソードを知ってすごく悲しくなり涙なしには観られなかった😢

最近涙腺が弱くなりドラマや映画で涙流す事良くあるんどけどね😅


この名前間違えるシーンを毎回あって、笑いを取ってるのかなと思っていたけど、そういうエピソードがあったからなのかと納得。 


さて、最終回は、大坂夏の陣から物語が始まる。

序盤の見所は、徳川家康の本陣に真田信繁(幸村)が乗り込んで来た時に家康は、『家康はここにおるぞ。』と場所を教えて対峙するシーンがあった。


後は、徳川幕府対豊臣家(良く徳川対豊臣と言うが、実際には徳川家は、征夷大将軍で幕府、しかも大坂の陣は豊臣家に味方した大名はいなかった。皆味方したのは、牢人=浪人ばかり。だから俺の認識としては、幕府対豊臣家。)の徳川の勝利として決着、茶々、豊臣秀頼達が自害して落城するシーン。


前もって、昨年の大河ドラマ『鎌倉殿十三人』の主人公・北条義時役で主演した小栗旬氏が最終回に出演すると発表されていて、何の役で出演かなと思ったら、噂にあがった南光坊天海役として、特殊(老け)メイクで登場した。


小栗旬氏は、子役から活躍していて、今回の『どうする家康』で9回目の出演となったんだ。

ちょっと、話から逸れるけど、

『鎌倉殿十三人』と『どうする家康』の他には、


初めて出演したのが、1995年大河ドラマ『八代将軍吉宗』で水戸藩主(第4代藩主で14歳で藩主になった)徳川宗尭(とくがわむねたか)役。


1996年大河ドラマ『秀吉』で、石田佐吉(少年時代の三成)役。


2000年大河ドラマ『葵〜徳川三代〜』で、細川忠利(細川忠興の嫡男)役。


2005年大河ドラマ『義経』で、梶原景季(梶原景時の嫡男)役。


2009年大河ドラマ『天地人』で、石田三成役。


2013年大河ドラマ『八重の桜』で、吉田松陰役。


2018年大河ドラマ『西郷どん』で、坂本龍馬役。


話戻すと

小栗旬氏演じる南光坊天海が、徳川家康の功績を称え神格化する為に皆から挙げられたエピソードを却下したり(家臣に怒られてきた事や頼りなかった事を神格化する為には邪魔なエピソード)、取り上げたりするシーン。


徳川家康が、病に倒れ、床にふせってる時、側室・阿茶局と本多正信の会話、瀬名の平和な世の中を作りたいと言う想いをやっと成し遂げられたが、家康は、周りから畏れられ、神のように遠い存在に見られてる事に幸せなのかと話していたシーンが気になった。


春日局(寺島しのぶ氏)が、竹千代(徳川家光)に神の君、徳川家康の功績を話していた。


いよいよ、徳川家康の最後の時が近づいてきた時、ファンタジーなシーンが


それは、床に臥せっていた家康が、起きあがり、やっと平和が訪れたのに浮かない、心が晴れない、病状が悪く辛い事もあるが、布団の上に座っていると、後ろから『殿』と聞き覚えのある女性の声が聞こえてくると、第25話『はるかに遠い夢』で、自害した正室・瀬名(有村架純氏)と長男・徳川(松平)信康(細田佳央太氏)が、出てきたんだよね💦


とうとう、徳川家康をお迎えに来たのかなと思った。

瀬名が、(正確なセリフ忘れた)やっと戦のない平和な世を作りましたね、凄い事と言うような事を言うと家康は、それまでに(戦で)たくさん人が死んでしまった事を嘆いていた。

そこに竹千代が来て、絵を描いた紙を持ってきて、竹千代が、瀬名と松平信康の事気付いたような素振り、えっ竹千代、瀬名と信康の事気付いたの?とびっくり(@_@;)


信康が、父上この子は面白いですねと。

あの子は竹千代と言うと家康が言う。


瀬名が、やはり殿は平和な世の中をを作った、これからはあの子が鎧を着て戦をしなくて住むのだから(正確なセリフ忘れたからこんなニュアンス)。


う〜ん、ファンタジーだなぁ~

と思ったけど、瀬名と松平信康が再登場したのは、嬉しい😄


そして、更にファンタジーさが増すシーンが。


それは、ブログ記事の冒頭で書いた、伏線を貼り、後から回収するドラマの構成をする脚本と。


第36話『於愛日記』で、(広瀬アリス氏演じる於愛の方=西郷局最後の出演)於愛の方の最後のシーンで、家康に信康と五徳の祝言の時の話を聞かせてほしいと言い、家康が思い出し笑いながら、語ろうとするが笑ってしまい、中々話せず、この後、於愛の方が病気で亡くなるとナレーションがあり、その話はわからないまま。


そして、第48話最終回『神の君へ』で大坂夏の陣で家康の出陣の支度を阿茶局(松本若菜氏)にしてもらってる時に家康が、これが最後かもしれないから何か言うことはないかと聞き、阿茶局は、ありません、無事帰ってくると思ってるのでと言うようなやり取りの後に阿茶局が、信康と五徳の祝言の時の話を聞かせてほしいと頼むもそれには答えず、戦のシーンに移ってしまい、またしてもそのことには触れず。


それが、徳川家康と瀬名と松平信康とのやり取りのシーンの後に信康と五徳の祝言の時の若い家康(まだ22〜24歳位の松平家康と言っていた頃)の頃のシーンに移り


祝言と支度でバタバタしてる

松平家康の他に

第39話『太閤くたばる』が最後の出演だった酒井忠次(大森南朋氏)、第44話『徳川幕府誕生』が、最後の出演だった本多忠勝(山田裕貴氏)と榊原康政(杉野遥亮氏)、第43話『関ヶ原の戦い』が、最後の出演だった井伊直政(板垣李光人氏)、第37話『さらば三河家臣団』が最後の出演だった大久保忠世(小手伸也氏)、第42話『天下分け目』が最後の出演だった鳥居元忠(音尾琢真氏)と平岩親吉(岡部大氏)、第18話『真三方ヶ原合戦』が最後の出演だった本多忠真(波岡一喜氏)と夏目広次(甲本雅裕氏)、第33話『裏切り者』で、最後の出演だった、酒井忠次と並び両巨頭であり、徳川家を出奔(その土地、徳川家を逃げ出すと言う意味)し、豊臣秀吉に寝返った石川数正(松重豊氏)、そして徳川家康にとって爺と呼んでいて傅役のそして鳥居元忠の父である鳥居忠吉(イッセー尾形氏)が、他に家康の実母である於大の方=伝通院(松嶋菜々子氏)も再登場したのがとてもびっくりであり、嬉しくもありと言う感じだった😀✨


この時のエピソードは、歴史好きや徳川家康好きなら知っている話。

1983年大河ドラマ『徳川家康』では、時系列通りだったけど、今回のは、最終回に回想してる中での話。


では、どのような話かと言うと、

松平信康と五徳(徳姫)との祝言(しゅうげん=今で言う結婚式)の時に織田信長(岡田准一氏)が祝いに大きくて立派な鯉3匹をくれて池に放したんどけど、1番大きな鯉は、信長で2番目に大きい鯉が徳川家康で小さい鯉が松平信康になぞらえて、お祝いにくれたと第39話『太閤くたばる』が最後の出演だった秀吉が再登場、その木下藤吉郎秀吉(ムロツヨシ氏)が、徳川家臣団に話して、もし鯉に何かあったら知らないよと言う感じで脅されて。


そんな話を家康が聞かされてる時に誰かが鯉を食べてしまったと知らせを受けて、やばいと思い、しかも信長が来ると言われて、犯人探しを始め、鳥居忠吉が1番怪しいと家康が問い詰め、認めると刀を振りかざして、手討ちにしようとするが、結局、『出来るわけ無いだろう』と刀を納める。


家臣団全員、殿が手討ちにしないと思ってましたと言って、しかも信長は来ないと言って、家康ホッとして、『主君をからかって』と言いながらも家康、家臣一同笑って、楽しそうな一時を過ごしていた。

(1983年『徳川家康』では、榊原康政が、鯉を食べて、家康が激怒して、手討ちにしようとするけど、中々出来ず、榊原康政が、鯉と人の命とどっちが、大事かと諭すシーンだった)。


酒井忠次から順番に家臣団全員が家康に『ありがとうございます』とお礼を言って、家康も『こちらこそ、ありがとう』とお礼を言うと、75歳の徳川家康の病床のシーンに戻り、手をついて『ありがとう』と言っている。


もうこの辺で涙なしには観られず、うるうる(;_;)きてしまった。

その次のシーンでは、また祝言の時の時代に戻ると、


酒井忠次の得意の宴会芸『海老すくい』を忠次始め家臣団全員が一緒に海老すくいを踊って楽しんでる。


海老すくいは、山岡荘八原作や大河ドラマ『徳川家康』、民放制作の徳川家康でも踊ってるシーンはあったけど、実際の踊り方は、伝わっていないので、『どうする家康』では、独自の踊りで、酒井忠次が、度々踊るシーンが、あったんだよね。

『え〜び〜すくい、えびすくい♪、え〜び〜すくいえびすくい♪』と体をくの字にしてお尻を後に突き出して海老の格好をして、踊る。


第26話『ぶらり富士遊覧』では、天目山の戦いで武田勝頼を滅ぼし(織田徳川連合軍だけど、織田信忠かま手柄を上げた)、徳川家康は、織田信長を招待して、もてなした際に家康自ら酒井忠次得意の海老すくいを踊った、いつも家康は、酒井忠次の海老すくいを苦々しく観ていたのに。


最後は、ファンタジーだったかもしれないけど、『どうする家康』では、それまでには、亡くなった人物が、主人公の前に現れるような演出はなかったから、この最後にこのような演出してのは、人生最後の家康が、1番楽しかった時の事を思い出していたものなのだろうなと感じた。


『どうする家康』、良かった✨

『徳川家康』とどっちが良いのかと言ったら、『どうする家康』が最新の研究で新しい史実を加えてドラマを制作してたとのことで、しかも面白かった(歴史学者の評価も新しい説を取り入れていて良かったと言っているらしい)だから同じくらい面白いと思ったけど、ちょっと残念なのは、家臣の中でも重臣であった本多作左衛門重次(鬼作左)、大久保忠世の嫡男・大久保忠隣、佐渡金山奉行の大久保長安(松平忠輝の附家老)、家康の6男、松平忠輝(伊達政宗の娘、五郎八姫を正室に迎えてる)、伊達政宗(松平忠輝は、婿殿)が出てこなかったから、


1番は、1983年『徳川家康』滝田栄主演。

2番目が、2023年『どうする家康』松本潤主演。

ってところかな😉


因みに好きな歴代の大河ドラマをランキングすると

1位と2位は、先程挙げた1『徳川家康』と2『どうする家康』

3位、2020年『麒麟がくる』主人公・明智光秀、長谷川博己主演。

4位、2002年『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』ダブル主人公・前田利家、前田まつ、唐沢寿明&松嶋菜々子ダブル主演。

5位、1987年『独眼竜政宗』主人公・伊達政宗、渡辺謙主演。

6位、1988年『武田信玄』主人公・武田信玄、中井貴一主演。

7位、1998年『徳川慶喜』主人公・徳川慶喜、本木雅弘主演。

8位、2008年『篤姫』主人公・篤姫、宮崎あおい主演。

9位、1990年『翔ぶが如く』、ダブル主人公・西郷隆盛&大久保利通、西田敏行&鹿賀丈史ダブル主演。

10位、2022年『鎌倉殿の十三人』、主人公・北条義時、小栗旬主演。


こんなところかな✨

大河ドラマは、たまに面白くなくて見ないことや初めから見ない事もあるけど、基本的には面白いね😀


とにかく良かった✨今回の『どうする家康』、主人公が徳川家康だからと言う理由だけでなく、内容も面白かった😉✨


最終回感動した✨終わってしまって残念だけど、良い作品だった✨✨✨


来年の大河ドラマ『光る君へ』は、主人公が源氏物語を書いた作者、紫式部で、吉高由里子氏が主演する。

最初は見ないかなと思っていたけど、平安時代の中頃の権力闘争を描くとの事で面白そうかなと思うので、観ようと思う。