昼前にクルーザーが入港してきた。稀に見る豪華なクルーザーだ、船溜まりまでは入ってこないが岸壁に接岸してクルーが3人降りてきた。舫を取った者たちに色々な釣りの情報を聞いているとの事だ。
大阪から来たらしく大物釣りに来たとの事でどうもGTを狙っているらしい。島内には売店が2軒しかなくそれも朝夕のわずかな時間しか開いていないよと教えると呆れている。親分みたいな人が何か皆に言っている。
しばらくするとクルーザーは港を出て行った。皆が言うには彼らは 893屋さんではないかと言っている。柄が悪くて大阪弁を喋る人は皆893屋さんに見えるらしい。
夕刻にクルーザーが港の入り口に帰ってきて停泊した。黄昏時になるとクルーザーは満艦飾と言ってよい程のライトをつけた。呆れるほどの明るさであり岸壁の軽トラなどのライトではとても太刀打ちできるようなものではない。
どっぷりと周りが闇に包まれると飛魚があちこちで飛び跳ね大物の魚が飛沫をあげて飛魚を追いかけ回している。やはりクルーザーの明かりに魚は集まっているようで堤防の方からもそれはよくわかる。
クルーザーでも釣れているようだが堤防の先端でも今日は良く釣れている。クルーザーの明かりのお陰だろう。
20時過ぎ久しぶりに私にも当たりが有り強烈な引きである。ドラッグを目一杯絞めていてもジージーとラインが出て行く。20分程やりとりをして大分魚も弱ってきた感じがするので取り込むためにじりじりと港内の方に移動する。
となりの人と身体を入れ替えるために一瞬竿を倒してラインが緩む。途端に魚がまた走り出す。すかさず竿をしゃくったのが悪かったのかズボッとばれてしまった。
嗚呼ーと思わず声を上げてラインを巻き取る。ホパーは歯型が付いて傷だらけだがフックが一本伸び切っている。シマノの190mmのオシアは良くヒットするのだがいまだ獲物を釣り上げてはいない。皆が惜しかったねと言うがほんとに大物だった。逃がした魚は大きい。
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