アメリカの研究室と日本の研究室では全然違うところがいっぱいあります@_@





例えば、ガラス器具。





日本では、ピペット、試験管、サンプル管はもちろん使いまわし。


使ったら洗って、乾燥して、また使う。


めんどくさがりの人または実験ばっかりやってる人は、たまっていく一方www


僕はどちらかとゆうとこまめに洗ってた方かな?


ピペットに関しては^^;


試験管は少なかったから洗うしかなかったな。







こっちの研究室は全部使い捨て!!


ピペットはザクザク捨ててます。


カラムの後の試験管は中身を捨てて、そのままガラス専用ゴミ箱に!


試験管立てからそのままごみ箱にサヨナラww


サンプル管もポイですよ。







もったいない気がして仕方ありませんね^^;







アメリカではポスドクだけでなく院生にも給料が支払われます。


だからガラスを洗う時間があったら実験してくれといった感じです。







学生時代の研究室の助教が留学していたとき、


試験管を洗っていると言われたそうです。


「試験管を洗ってもらうために雇ってるんじゃないよ。」







でも、ある意味、資源とエネルギーの無駄遣いですよねwww


消耗品の棚の扉を開けると、大量の新しい試験管w


器具には困ることはないけれどもねぇ・・・。







あと、使い捨てがあたりまえなんで、けっこう試験管がもろかったりします@_@


新品の試験管の箱を開けたら半分ぐらい割れてて使い物にならないときがありました^^;


あるときは、使い捨て用の試験管で反応しようとしたら、


昇温と同時に内圧が上がって、破裂しました…。


今の研究室のボスと初めてコンタクトをとったのはちょうど1年前ぐらいです^o^






化学系で海外でポスドクをする場合、


その決め方にはだいたい次の5コぐらいの経路があります。






①元々所属していた教授と行き先の教授どうしが知り合いで、紹介してもらう。


②元々所属していた教授がかなりの有名人。


③行き先の研究室がたまに出す受け入れ公募情報。


④学会でデスカッションし、そしてコンタクト。


⑤会ったこともないけど、とりあえずメールでコンタクト。







だいたいこんなモンでしょうか??






僕は、実はでしたwww






そもそも分野がちょっと違うので学会でも会ったことがなかったんです。







簡単に研究内容を説明すると、


元々の所属は機能有機化学といって、何かいい機能を持った分子を作ろうみたいな感じ。


サイドプロジェクトとして、反応開発をやってました(結局これがメインになったけど^^;)。


で、行き先の研究室は全合成といって極めて複雑な分子骨格を持つ天然物や薬品の合成と、


それを達成するための新規反応の開発といったところでしょうか?







元々所属の研究室の教授も准教授も、行き先の研究室の教授の研究を知らなかったんですが、


実は、知る人ぞ知る若手教授だったんです☆


まぁ、今となっては歳ですが、教授になったのが確か30になるかならんかぐらい?








で、当時は僕もそこまで知らなかったんですが、


いきなりメール送りましたwww






時差を考えて、教授が朝一でメールチェックすると思われるアメリカ時間の朝9時ごろ


日本では深夜1時になるのを待ってメールを送ったんです☆


すると10分ぐらいで3行のメールが帰ってきました。








これは…。


ダメでしたか…。






と思って、よく読むと、


「採用の手続きを進めたいので3通の推薦状を送ってください」


とのこと。






こんなにすぐに返事が来ると思ってなかったんで、


正直、信じられませんでしたwww







深夜1時まで待った甲斐がありましたね^o^

Bless you !!




これもたぶん習わない英語ですね^o^




でもよく耳にします☆









それは、くしゃみをしたときwww





くしゃみをしたら魂が抜けて悪魔が入り込むという迷信があるそうで、


くしゃみをした人に対して周りの人がBless you. と言います^o^





正確にはGod bless you. だそうですが、God を省略するのが普通だそうです。





映画とかの吹き替えでは「神のご加護を」とかで訳されていると思います。






僕はよく研究室のデスクでくしゃみをするんですが、


何人かに同時に言われますwww


ちょっとおもしろい☆






授業中に誰かがくしゃみをしたときに、


遠くにいる学生が呟いてるのを聞いたことがありますw








知らない人同士でも言ったりするようです^o^


この前、スタバでポーカーをしてるマフィアみたいなおっちゃんに言われました^^;








逆に気をつかってくしゃみできなかったりもしますけどね^^;






Bless me !




これはデスクが隣の Russel が探し物が見つからないときに言ってました☆



この場合は「神様、助けてくれ」ってことですかね^o^







ってまだ留学中ですけどねwww






友達に話すときは留学留学って言ってるけど、


ホントはちょっと違うんですよ^o^





ま、留学は留学なんですけどねw





こっちでの身分はポスドクと言って、雇われ研究者みたいな感じです。


でも教授のようなスタッフではないんです。


日本ではこのポスドクってのがほとんど浸透してなくて、


一般人からは「何それ?」ってなります^^;


てかそもそもドクターといえば医者としか思われませんww


一応、僕もドクターですよー☆






ハナシを戻します☆


一応雇われているんですが、給料の出どころは日本です。


そして学生時代の分野と違う研究室に所属してるので大半は勉強し直してることになります。


だので、とりあえず留学とゆうことにしています☆






留学を全然振り返ってないけど、


第1回はここまでwwww

有機化学の実験、特に有機合成では水が敵になることがよくあります。




ちょっとした湿気で反応が行かなかったりもします。




実験で使うフラスコとかは見た目は乾燥しているんですが、


実際は湿気ています。




ガラスの表面はSiO2だから水と親和性があるんだ。


昔、ネチパンが言ってました☆


日本みたいに湿度が高いとなおさらですね。






だので、実験するときフラスコを十分に乾燥させます^o^





その方法の1つがフレイムドライ


ヨガフレイムのフレイムですよ^^





学生のときの研究室では強力なドライヤーみたいなのを使っていました@_@


一応、有機実験用みたいです☆


場合によってはゴム栓が焦げたり溶けたりします。


うっかり髪を乾かそうとしたら、たぶんマルコゲになりますねo_o





でもアメリカの研究室(僕の研究室だけかもしれませんが)では、


この強力なドライヤーがありません。





どうしてるんかなぁと思っていたら、


みんなガスバーナーに火をつけて直火でやってるではありませんか@_@


その辺にヘキサンとかエーテルとかあるのに!


こわいこわいwww






製薬企業とかはどうやってるんでしょうかね。






久しぶりの日記は実験のハナシでしたm(__)m