あの名著クラウゼヴィッツの「戦争論」 の兵頭二十八による新訳版。
この本、元は凄い読みにくいんやて
有名な「戦争とは他の手段をもってする政治の継続」
とか「戦争とは外交文書の延長」等の記述もあるが
戦争一般より
プロイセンの隣国フランスに負けない為の戦争論になっているんです。
その上、クラウゼヴィッツと同時代の軍学者への
批判・あてこすりなどもチラホラあるから…
兵頭二十八の助けを借りずに読み通すことは不可能でしたね。
この本からレーニンは
「政敵を直接そして間接的に根絶するを目標とするも
無謀な玉砕を禁じる」を学び
その結果ソビエト帝国は80年、なんとかもったとか
大日本帝国軍は学ばずですな。
未だに日本人は「間接戦争」の何たるかも知らず
意外なようだが、この本は
国民国家の精神力の大事さを説いています
これも今の日本は末期状態ですなぁ
クラウゼヴィッツは兎も角
日本人が兵頭二十八の重要性を知るには
あと50年が必要かなぁ?
まぁ そんなとこでしょう