読後感を先に書くと。
なんか心の底にポッとあかりが灯った感じがした。
そしてエピローグで少しうるっときた。
倹約に取り組まねばと言うのもあるし、元々「お金ってなんだろう」とも思っていた。そんな時、書店でこの本が平積になっているのを見て、買って読んでみた。
最近の本は副題が長い。正式には 田内学著『ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」 きみのお金は誰のため』。
著者はゴールドマン・サックス証券に勤務歴がある。
フィクションだが金融教育本のジャンルになるかな。
主人公優斗は「とんかつサクマ」の次男で中学2年生。
ひょんなことから「お金の向こう研究所」所長で錬金術師ともあだ名されるボスから、お金の講義を受ける。
貨幣経済のその向こうにある社会の本質について数回に分けて教えを受ける。
投資銀行に勤める女性七海とともに。
優斗は、「将来の夢は高年収の仕事に就くこと」と思っており、お金持ちに対しては「ずるい」という感情を持っている。国の借金を自分たちの世代につけ回した上の世代に対しても「ずるい」と感じている。
そんな彼は、レクチャーを受けるに伴い、物の見方が変わっていき。。。
いくつかの伏線は最後のエピローグで回収される。
あゝ、そういうことか。
比較的読み易く、半日で読めました。
お金って、ついつい、表面的な流れに目を奪われてしまって、本質的な部分は忘れがち。社会活動の循環の部分だものね。そこだけ切り離しても、ね。
「お金の向こう研究所」の「ボス」はフィクションだが、この研究所自身は実在し、著者が代表を務めているのだそう。
