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神戸市須磨区にある綱敷(つなしき)天満宮は、その昔、須磨の浦に立ち寄った菅原道真公が、漁師の作った大綱の円座に休憩したとされることにちなんで創建されたといいます。鷽替え神事は行われていませんが、社務所では通年鷽を授与しています。昭和40年代から笹野一刀彫職人の手による大(12センチ)中(9センチ)小(6センチ)の大きさの木鷽を出していました。福島の西根神社で4月下旬に授与されている鷽と顔以外は同じ作りで、頭頂部は黄色で塗られ、三白眼の眼と前面に「須磨 綱敷天満宮」のゴム印が押されています。昭和50年代以降は後列左側の土鈴タイプの鷽を長らくを出していました。そして様々な試作品を経て、現在は前列右側の鷽をベースに、文字や絵柄の入った色とりどりの手作り鷽を数多く出しています。さらに令和二年から、1月25日の初天神と2月24日の梅花祭(ばいかさい)限定で前列左側にあるおみくじが入った土製の鷽が授与。実際の鳥に近い造形で、可愛らしい雰囲気があります。また、根付けタイプの鷽も通年社頭で出されています(画像2枚目)。
綱敷天満宮
兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
山陽電鉄「須磨寺駅」から徒歩3分