アリゾナ州フェニックスを後にし、テキサス州エルパソまで約500キロをひた走る、もちろん長距離バスのグレイハウンドで。わたしはバスの中で寝ているだけの快適な旅。
グレイハウンドはある程度ステイタス中程度の人達が乗り込んでくるようで、比較的安全、またドライバーが全権力を持っていてとても強気。中には女性ドライバーも・・・。
運転は女性とは思えないほどのテクニックを魅せてくれ、乗っていると男女差は無きに等しい。この運転の日米の差は何なのかと考えさせてくれる。
そして夜になると客がドライバーに声をかけてフレンドリーな会話をずっ~と続けている。眠気防止のためか?・・日本ではまず考えられないよね。
テキサス州エルパソは結構わたしの性に合っていたみたいで居心地が良かったです。
街全体が混沌としていて人間が生き生き生活している風に感じられました。国境の街ということもありヒスパニック系の人たちも多いからね。
宿はもちろんユースだけど・・・でも・・・「お~い!米国ぅ~!宿は高いぞ~!」と言いたい。
一泊10数ドルはちょっときつい。アジアではなぁ~!(・・・止めときますね)12ドルは安いと感じられる方もいらっしゃることと思いますのでね。(そちらの方がマジョリティーかな?)そのせいかその後、夜は移動時間に当てることが多くなりました。
エルパソの隣町はシウダーファレス、もちメキシコ、確か24H以内だったらNO VISAでOK、エルグランデ(国境の川です)を徒歩で渡り、運が良いと肩車などして川を渡っている方々を見ることができます。不法入国者???頭の中は♪連れて~逃げてよ~と「ちあきなおみ」さんの歌が響いていました。そしてわたしはそんなことをしなくても米国に再入国できるという面倒なしにメキシコ旅行が楽しめる素敵な場所、エルパソ!
いざ、メキシコへ。
シウダーファレスへ入るととたんに寂れた場末の素敵な雰囲気、まるで50年代のアメリカ西部のよう。埃っぽい空気を味わいながら、まずは腹ごしらえ。
タコス喫茶(?)に入る。
「ウン・カフェ、ドス・タコス・ポルファボール!」
ウ~ン完璧なスペイン語と思ったら全く通じてない。コーヒーは出てきたけれどタコスが来ない。再び注文すると愛想笑いのおばちゃん。頷いていたので今度は大丈夫だろうと思っていたら、後から入ってきた客にタコを運んでいく。
「おーいおばちゃん!こっちのタコスはどうなってるの?タコス二つ!」と日本語で言ってみると通じて、ちゃんとタコが二つ出てきました。日本語のほうが通じた!・・・というよりもおばちゃんの方が何となく理解してくれたようでした。
わたしの行った1991年といえば湾岸戦争真っ最中でエルパソの街でも湾岸マグカップが1ドル程度で売っていました。買わないけどね・・・。
トイレットペーパーのほうが面白かった。○ダーム○セインの顔が印刷されていて「これで拭いてやる!」みたいなジョーク商品がありました。写真を撮っておくんだったな。
ふとその横を見ると○ONDA、○OYOTAとロゴの入ったトレペもあり、複雑な気分になりました。日米経済摩擦の時代でもあったのですね。