家に居ることが多くなった昨今。母が居なくても外を出歩く気にならない。梅雨のせい?

自分の体のメンテナンスが済まないうちは、なんかノビノビ出来ない。

で、家でのドラマ視聴が楽しみの一つ。Amazonプライムもネット・フリックスも縁がない私には、オワコンと言われようとテレビがお友だち。

が、しかし、今期のドラマは全く私には合わない。

いわゆるゴールデンタイムのドラマは軒並み見ていない。

月9の「元彼の遺言状」は最初からパス。ただ、第9話の西園寺邸のロケ地があすみが丘の、ワンハンドレッドヒルズのお屋敷だとわかり、綾瀬はるかと同じ空気を吸っていたかも、なんて思ってしまった。でも、面白くはない。

田中圭のどこが良いのかが理解出来ず、話し方がのだめからあまり変わらない上野樹里の持続可能な恋も、

キムタクがなんか輝いていない未来への10カウントも、

全く魅力を感じない広瀬アリスの恋なんて・・・も、

もっと違う役をしてほしい高橋一生のインビジブルも、

やたらハイテンションの今田美桜の悪女も、

社長らしい重厚感のない二宮のマイファミリーも、

全く見る気にならない。

ちょこっと見ていたのは間宮祥太郎のお顔が美しいナンバMG5。中身は漫画と思えば視聴可。

土屋太凰がシュッとなったので見てみた、やんごとなき一族。でも由緒ある大金持ちのハズなのに、なんか下品な一族にガッカリで視聴中止。

軒並み期待外れというか、もう私の年齢では面白さが分からないのだろうか?

特に4月からの朝ドラちむどんどんに関しては、初めて朝ドラの視聴をやめた。役者が悪いのではない。沖縄を主題にするならもっと違った描き方があったろうに。視聴者の気分を害するドラマは朝に向かない。

そして、深夜の30分ドラマにはなかなかの佳作があるので、案外そっちの方が面白い。

面白いと思ったのは、山P主演の正直不動産。NHKらしい丁寧でウィットの効いたドラマは見る側を飽きさせない。

そして、BS-Pのドラマ、松坂慶子主演の今度生まれたら。

松坂慶子と風間杜夫が実年齢に近い高齢夫婦を演じ、彼らを取り巻く同世代の人々の様々な問題を描いていて、なんか身につまされる。内館牧子の脚本はさすが。風間杜夫と松坂慶子と平田満が出ているが、蒲田行進曲の黄金トリオが見られるのは至福だ。

つまり、予算を潤沢に使える局ほど、見るに耐えうるドラマを作れるってことなの?

それを感じるのは、昼間フジテレビで毎日再放送されている「続・最後から二番目の恋」が実に面白いから。

5月からの再放送されていた「最後から二番目の恋」の続編。

2012年と2014年の作品だが、中年にさしかかった小泉今日子と中井貴一を取り巻く人間模様を、芸達者な俳優たちがさりげない自然な日常を、コメディータッチに描いている。脚本の岡田恵和の台詞の妙が光っている。

鎌倉を舞台に、いわゆる悪人は登場しなくて、嫌な気持ちにならない。続編の初回では、フランスロケなどもあって、新型コロナの影も形も無い景気の良いポジティブな時代だった。マスクも着けず喋りながら、仕出し弁当を詰める場面などは、今では有り得ないけどね。

東日本大震災の後でも、日本が上昇志向の時代だったんだなと感じるドラマだ。

再放送も今日で終わってしまったが、本放送時に全部見たのに結局また、全部見てしまった。そして、今期のどのドラマより面白かった。

高齢の母親は今のドラマには興味がなく、延々と時代劇を見ていたが、古いドラマが面白いと思う私も母親に近づいて来たのかもしれない😱。