あと2週間で99歳を迎える母。歳がいっても、牡羊座の最初の日生まれで心の成長は赤ちゃんで止まっている。

とにかく、意地っ張り、自分ファースト、自分の非を絶対に認めない。世界の事を全部知っておきたい。

こういう性格は、介護に於いて誠にやりにくい。性格は高齢になっても変わらないから。

昨夜も深夜に、母の部屋からドスン!ガッシャーン!の物音が!

あわてて、母の部屋に駆けつけると、母が紙オムツを股に挟んだまま仰向けに転んでいた。テレビは台から落ちているし。何事!

とにかく、母を抱き上げベッドに戻した。後頭部を打って痛いと言っていたが、しりもちをついた割には、足の骨折はしていなかった。以前に、しりもちをついて股関節を骨折したので、一瞬悪い想像をしてしまったが。

転んだ拍子に失禁したようで床は濡れていた。とりあえず、床を拭いてアルコール消毒。母も拭いて紙オムツをつけ直す。

どうやら、紙オムツを自分で交換しようとして立ったところに、スリッパが滑って転んだらしい。テープ式の紙オムツなので、介助者が交換するのが普通で、介護される本人がするものではない。

母曰く、私を呼んで換えてもらうのが私に悪いと言う。というより、自分が人の手の世話になるのが嫌なのだ。

母の介護は入浴から日常生活全般、私が居なくては成り立たないのに何を今さら。と思うが、母には自分はまだまだ出来るという、変なプライドがあって、自分の非力を認められないのだ。

でも、これは本当に困ることで自分を過信して、いつも入院騒ぎになり、結局私が後始末をすることになる。

母には、99歳という実感がないのだ。転んだら一人で起き上がれず、結局私が出動するわけで、私に遠慮して行動したことが私の仕事を増やしているのよ。と、言うと。

そんなこと言っても、お前も年寄りになればわかるよ。頭で考えてても、その通りに出来ないんだよ。と、常に言い訳する。けっしてごめんなさいと言わない。私がちょっとミスすると、厳しく追及するのに。

さすがに自分の落ち度は認識してるのか、神妙になってしまい眠れないと言うので睡眠導入剤を飲ませて、休ませた。

が、母が転んだ拍子にテレビが台から落ちて、衛星放送のチャンネルが見えなくなってしまった。地上波は見れるので、テレビ自体の故障ではない。母はテレビが見れないと駄々をこねる。あなたのせいなんだけどね~ガーン

結局、ケーブルテレビ会社に連絡して、今日チューナーとテレビをつなぐケーブルを交換してもらい見えるようになった。

本当に余計な仕事を増やしてくれる母だ。

三つ子の魂百まで。とは、よく言ったもので、思いついたら熟慮もせず、すぐ走り出す母の性格は、99歳になっても変わらない。

入れ物がどんどんポンコツになるのに、エンジンだけはターボな車のようだ。その分、怪我の多い人生を歩んでいる。

人生百年時代というけれど、それを担うのに何人の手が必要か。

もし百年生きてしまったら、周りに愛される年寄りになるしかない。難しいけど。