今月から母の訪問診療が始まった。通院が困難な要介護の人に、医療機関から診療計画に基づいて、訪問してもらえるもの。往診とは違って、介護保険を利用することが必須。

市内の内科医院から医師と看護師がペアで訪問してくれる。

今日はその訪問日で母は午前中から入浴し、新しいパジャマに着替え、部屋を片付けたり、とソワソワ。

医師も看護師も優しく対応してくれるので、母の機嫌はいい。いや、むしろ楽しみにしている?30代の男の先生と若い女の看護師さん、優しいことしか言わないからね。

今日は簡単な診察と血圧を測っていただいた。前回血液検査をしたが結果は全く異常無し。血圧も高いが年齢的には許容範囲だとか。常用する薬も飲んでいない。つまり、いたって健康でますます長生きしそうとのこと。ため息が出たのは私。

食事量が減って来たので、食事だけで補えない栄養とカロリーを満たす缶ドリンクを処方してもらっている。液体のカロリーメイトのバニラ味みたいな代物。母は気に入ってしまって、やたら飲みたがる。

元気になる薬が入っていると思っているのか?10缶ずつ処方してもらっているが、ほぼ毎日飲んでいる。そしてますます元気になっていく。またまた、私はため息。

保険診療で1割負担だからウン百円で済むが、今まで母には、全く医療費がかかっていなかったのに、介護保険を利用するようになって、必然的にかかるようになった。お金が無ければ介護保険も、使えないのだと認識した。

ますます長生きして、ますます介護保険財源を使う。これは良いことなのか?

今まで、医療費使わず、介護認定も受けていなかった私たちは、国の財源に良いことをしていたのだと思う。母があと10年生きたら、私の方が介護される立場になるかもしれない。恐ろしや~ショック!

訪問の先生は毎回違うが、今日の先生は面白い人だった。

帰り際に、玄関の木に刺してあるリンゴを見つけ「あれ、リンゴの木なんですか?赤いリンゴがなってますけど」と、質問された。

私「?」

看護師「先生、先生、あれ、刺してありますよ。なってませんよガーン

私「あれは、小鳥たちのために枝に刺したリンゴなんです」

先生「そうなんですか。リンゴの木かと思ってしまいました。本当だ、食べた跡があるラブラブ!

玄関先での会話。

医師だから優秀な先生なんでしょうが、疎い分野もあるんだなと思った。

玄関横にリンゴの木があるわけないと思うのが普通。青森でもないし。それをリンゴの木だと思う純粋な感じ方。先生にほっこりさせられた訪問診療だった。