先日、母からラインが届きました。
「帰省土産の辛子明太子を手渡したい。明日最寄り駅に来てほしい」
そんな内容。
母親が急に連絡をよこしてやって来るのはいつものことなので、私は「夕方なら行ける」という旨返信。
さて、その当日。
駅についたので、改札口に続く階段の前で母に「もう着きます」と送ろうとラインを開きました。
「キャリーケースも一緒にもらってね。栗の甘露煮も食べて」
なぜかそんなことが書いてあります。
意味がわからず、思考停止したまま返信も忘れ、階段の上にのぼった私。
改札口を見ると、向こうに満面の笑みの母。
ガラガラガラガラガラッ
「……?」
滑らせるようにして渡されたのは、このキャリーケース。「これごともらって」ということでした。なるほどねと思いましたが、一方で「こんなお土産の渡し方ある?」と突っ込んでおりました、心の中で。
「ありがとう。今日はこの後どこかに行くの?」
「元町に行こうかなって。新しいパジャマを買いに」
「そうなの。気をつけてね」
そんな感じで母親と別れ、帰途につきます。
我が家に辿り着くには、心臓破りの坂を乗り越えねばなりません。
地味に大変でした。途中、階段しかない急坂も挟みましたので。
家に帰って中身を見ると、お菓子や果物も入っています。辛子明太子に紛れるように、母手製の総菜もいくつか入っていました。
夫は辛子明太子が嫌いなので、辛子明太子もめんべいも食べないそうです。というか、辛子明太子が嫌いだから食べたことがないんだそう。
待って、食べたことないのに嫌いってどういうこと?っていつも思うんですが、夫にはそういう食べ物がたくさんあるんですよね。

