少し前に、卵の状態で保護したアゲハチョウ。

 

しばらくすると孵化して幼虫になりました。

 

その後はただもくもくと山椒の葉を食べ続け、いつの間にかむくむくと太り終齢幼虫に。

 

数日前、ふと飼育しているケースを見たら、普段はさほど動き回らないのにやたらと一生懸命歩いています。

 

どうやら箱の端に行って、上まで行くのだけれども何か違うと引き返して、また別の端に行く…という動きの繰り返しのよう。

 

これは、ワンダリングというやつではないかとふと思いました。

 

蛹になる前に幼虫がやるやつですね。羽化するのに適切な場所を探して蛹になろうとするのでしょう。

 

というわけで、箱のふたや薄い木の板やタオルや何やとあれこれつかまらせてみました。

 

最終的に落ち着いたのは、コットンフラワーの枝。

 

なるほど、こういうのを探していたのね。

 

 

落ち着いたばかりの頃。前蛹(ぜんよう)といって、ひたすら体を縮めて蛹に近づこうとしている段階です。

 

軽く頭を動かし、糸を出しているらしい様子もありました。

 

 

丸一日くらいたってようやく蛹に。

 

調べてみると、無事に羽化できる確率は高くないらしいです。

 

このままいい感じでチョウになってくれたら、報告いたしますね。