グーグルの最新AI「AlphaZero」が、将棋の有力ソフトelmoに対して大きく勝ち越した。
もう今では、AlphaZeroに勝つ将棋ソフトは無くなったのかもしれない。
グーグルのAIを使えば、オセロ、囲碁、将棋に、常人が勝つ術はないだろう。
先日、竜王戦で、羽生竜王が誕生し、永世7冠の称号を名乗る権利を得たが
羽生名人でさえ、ソフトに勝つことは難しい
もはや、将棋の対戦に求めるものは、勝ち負けではなくなっているのかもしれない。
将棋の放送を見ていても、評価値(ソフトがどちらが勝っているか判断する数値)を
判断材料にする解説や視聴者が、多くいる。
ソフトが判断すれば、どちらが勝っているか、負けているかは、ほぼ正確に判断してくれる。
その上で、面白さを観戦者に感じさせることが、解説者の役割になってきているように思える。
棋士は、ソフトを研究し、それ以上の手を繰り出す。
竜王戦の第4局後半は、それを見たような気がする。
ある一手を指した後ソフトの評価値も解説者も、多くの視聴者さえも
羽生棋王しくじったか、と思わせた。
私も、今期の王座戦第一局が、頭をよぎる。
しかし、その後の手順は、将棋星人じゃないのかと思わせる神の寄せだった。
今期の竜王戦第4局は、必見。YouTube等で時間が許すときにご覧頂ければ幸いです。
これから先、将棋に、人々は
勝ち負けじゃなくて、面白さを求める。
そして「ヒカルの碁」のような神の一手を求めている。
他の世界でも、同様なことは次々起こっているし、起こってくる
最近世をにぎわしている相撲界も、勝ち負けを意識するあまり
失っているものがあるのではないか。
人々は、勝ち負けではなく、面白さを求めているのではないか。
そして、命を削るような真摯な戦いを。
オリンピック等のドーピングを例に挙げるまでもなく、不正な戦いは、
騙された記憶に書き換えられる。
ただ、昨年の将棋界のソフト活用騒動において、羽生竜王がおっしゃった
「疑わしきは、罰せず」
という言葉もとても重い。
勝ち負けより、ガチンコの真剣勝負に手に汗を握りたい。