欠陥放置か、欠陥の重大性に気づくのが遅れたのか。
熊本県警が「トヨタ自動車が車の欠陥を知りながら8年間もリコール
(回収・無償修理)を届け出なかったため交通事故が起きた」とトヨタ部長らを書類送検した事件は、
トヨタが「当時はリコール不要と判断していた」と反論。両者の主張が真っ向から対立している。
同県警によると、トヨタは92年ごろから、リレーロッドが折れる不具合の発生を受け、
95年から96年にかけて品質保証部などで原因を調査。
その結果リレーロッドの強度不足が判明し、事故に至る危険性をトヨタは認識したとみている。
強度不足は設計上のミスで、
前輪にかかる荷重が88年のフルモデルチェンジで95キロ増えたにもかかわらず、
従来と同じ部品を使っていたことから起きていたという。
一方、トヨタによると、リレーロッドが折れる不具合の情報は96年までに5件寄せられた。
しかし、調査の結果、いずれも停車したままの状態で
ハンドルをいっぱいに切る操作(据え切り)を繰り返すなど、限られた使用状況下で起きていたという。
駐車場や車庫で停車中に折れていたため「事故になる危険性はないと判断していた」
というのがトヨタ側の主張だ。
04年になり、3、4月の2カ月間で3件の不具合の報告があった。
この際には、停止中より荷重が小さい走行中でも折れる危険性があるとみて再調査を実施。
リコールに向けた検討を同年7月から開始していたが、
同8月に熊本で人身事故が起き、同10月にリコールを実施した。
トヨタでは▽03年=7件98万台▽04年=9件189万台▽05年=11件188万台と、
リコールが頻発しているが、
、リコール隠しがない証左だ 」と説明してきた。
これは、トヨタ叩かれても致し方ないでしょう
「このままでは高品質で売ってきた“トヨタ神話”が崩壊する」という声が業界では出ている。
自動車業界記者は「トヨタ社内では、今後深刻な問題に発展しそうだとして、
対策にあわてている」と話す。
会長自ら、品質の低下を気にする発言をしたり
したりしているが、トヨタの危惧が、現実のものと成りつつある。