ちょっといい話2:貧乏だけど、寄付するおばあちゃん | FP阿部理恵の「お金の知識ないと生き残れないよ」

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ずーっと前の話になりますが、

大学の先生が調査をしていて、

貧困層の方のインタビューをしたことがあります。

 

私が受け持った方は

区営住宅に住んでいるおばあちゃんでした。

 

たしか、旦那さんを早くに亡くして、

女手一つでお子さん3人育てたんだったと記憶しています。

 

当時は今みたいに総合職とかあったわけでもなく、

男性と格差のあるお給料しかもらえなかった

という話をしていました。

 

でも、今はきれいな区営住宅に入れて、

年金で何とかやりくりできているし、

お子さんたちもわりと近くに住んでいるので、

たまにお小遣いをくれるのだと言って喜んでいました。

 

そんな感じで、決して余裕のある暮らしではないのですが、

その中から工面して、「ほんの少しだけど」と言って

寄付をしているのだと語っていました。

 

私はこの話を聞いて頭が下がりましたね。

 

寄付って、もっと余裕ができたら・・・とか考えがちだけど、

 

今「ある」ものに感謝して、

自分ができることをみんなにも分け与えて

っていう姿勢がとても立派だなと思いました。

 

とってもいいインタビューができましたって

報告したのを覚えています。

 

 

 

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