Daily Andsがリンク切れになったので、原文を掲載しています。
FPで心理カウンセラーでもある筆者のもとには、保険の相談もよく寄せられます。加入を検討するのはいいことですが、こんな時はよく考えてからにしてください。
B子さんは、30代の独身OL。お金に余裕はないものの、保険の加入を検討しています。
今は入院日数もかなり短くなってきてるので、入金給付金は60日タイプ・保障も最小限でと勧めましたが、
B子さんは「でも、たくさん病気したら困るし、高度先進医療とか必要になったら困るし・・・。女性特有の病気になったら困るし・・・。後遺障害になったら困るし・・・」
保険に入ろうと思った理由を聞いたら、将来が不安で不安でたまらないとのことです。
B子さんのような漠然とした不安は、たどっていくと「病気によってお金を得られなくなる・今よりもお金がかかるようになる」という不安になると思いますが、その不安を掻き立てるものは「知らない」からきていることがあります。保険に入るのも解決策の一つですが、病気になった時、どういう制度があり、どれくらいの費用がかかり、自分にどういう選択肢があるかなど、予めわかっていればもっと安心が得られます。
1.助けてくれる制度・必要金額について知る
例えば、高額療養費制度というものがあります。毎月一定額以上の医療費は払い戻しがされる制度です。保険適用部分について、健康保険であれば21000円、国民健康保険であれば、8万円強が上限となっています。それ以外には食事代と診断書などの費用ですから、1回の入院につき10~15万円程度あれば間に合います。会社にもお見舞金などの制度があると思いますので、事前にチェックしておきましょう。
2.収入が途切れない状態を作っておく
お金が得られる仕組みを作っておけば不安は解消します。会社員の場合は、会社を休んでも傷病手当金があります。また、日ごろから収入源を複数にする(運用する、家賃収入、副業)、体力がなくても家でできる仕事を見つけておく、などしておくとより安心です。
3.助けてくれる人を作る
B子さんの場合、「このままずっと独り」という思いも強かったかもしれません。パートナーを見つけるというのもいいですし、助けてくれる友人・機関・組織を探しておきましょう。社会保険庁、ハローワークなどの行政機関、同じ仲間が集まるサークル、様々な援助をしてくれるNPO団体についてリサーチしておくと、いざというとき安心です。
まじめなB子さんは、「一人で頑張らなきゃ」という思いが強かったようです。でも、困ったときは一人で頑張らなくてもいいのです。周りのサポートをうまく活用していきましょう。
(2016年8月掲載https://daily-ands.jp/posts/57a945b273f321098647ca41)