老後2,000万円に介護費用は含まれない!? | FP阿部理恵の「お金の知識ないと生き残れないよ」

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昨日の続きなのですが・・・

 

書いている内容もひどかったので、

こちらについても触れておきます。

 

「老後2,000万円問題には介護費用は含まれていない。

平均寿命から健康寿命を引くと10年ほどあるので、

初期費用も合わせると900万円くらい別途介護費用が必要になる

だから介護保険に入りましょう」

という内容でした。

 

老後2,000万円の根拠は、

年金暮らしの65歳以上の夫婦の平均支出では、毎月5万円程不足するというものです。

これは、総務省の家計調査の実収入-実支出に基づいていますから、

介護費用はこの支出の内訳の保険医療費、

あるいはその他に振り分けられているはずです。

 

そして、

医療費に高額療養費制度があるように、

介護費用にも高額介護合算療養費制度というものがあり、

自己負担額の上限が決められていますので、

年齢や所得にもよりますが、

年間の自己負担額は60万円程度に抑えられます。

 

それから、

健康寿命というのは、

「健康上の理由で、日常生活に制限がないですか?」について「はい」の人が「健康」

という定義です。

 

・・・ということは、病院通いをしているとか、

運動や食事に制限のある人は、健康ではないということです。

しかし、必ずしも介護状態ではありません。

 

生命保険文化センターによれば、介護が必要な期間は

平均で4.7年とのことです。

 

900万円も不足なんてことは起こらないと思います。

 

老後、介護費用は用意しておかなければいけませんが、

必要以上に不安になって、

あぁ、保険に入らなければ・・・となる必要もありません。

 

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