7歳のなつ、祖母が、食道がん末期で、入院していました。

そのころ、母は、お見舞いに行っていたのか、家を空けることが多々ありました。

 

幸い、父方の祖母と暮らしていたので、わたしのお世話は、

おばあちゃんが行っていました。

(当時、父母、父方の両親、わたし、おとうと、いもうとの7人家族でした)

 

ある日、祖母のお見舞いに行くことになりました。

母は、そろそろ、最期を感じたのでしょうか。

 

孫にも、合わせておこうと思ったのでしょうか。

わかりません。

 

わたしが、小学校1年生の夏でした。

 

病院は、薬の匂いがして。

看護婦さんや、お医者さんがいて。

廊下を歩く点滴をした患者さん。

 

おばあちゃんの病室は、廊下奥の方の2人部屋。

一番奥から、2つ目だったと思います。

隣は、いらっしゃらず。実質、個室のような空間だったのを覚えています。

 

わたしは、ナースステーションで見た、看護婦さんに、あこがれを持ちました。

 

ナースステーションの中で、カンファレンスをしている姿、

医師とのやりとりをしている看護婦さん

 

『わたしも、看護婦さんになりたい!!』

 

こんな思いが、むくむく湧いてきました。

 

それから、しばらくして、8月10日、64歳という若さで、この世を去りました。

 

あの光景は、44歳になった今でも、鮮明に覚えています。

 

この出来事が、その後のわたしの人生を左右することになるなんて。

 

次回に、続きます。。。