2022年11月 ツーリングレッスンに参加 富士山周辺にて
KRS(柏秀樹ライディングスクール)のツーリングレッスンに参加。
日帰りのツーリングをしながら実践テクニックを教わる。
私は過去に2日連続でクローズドコースでの基礎レッスンを受けている(下記リンク参照)
同スクールのレッスンはこれで3回目。
9:00 集合場所は道の駅「なるさわ」
荷物はいつものフル装備で臨んだ
実践ツーリングということで、普段と同じ条件(フル積載)で参加することにした。
この日は参加者は3名。柏氏を入れて4名である。
以前参加したレッスンにはいずれも20台くらいの参加者がいたので、今回は極端に少なくて驚いた。事実上のプライベートレッスン。嬉しい反面、プレッシャーも感じた。
講師柏氏 ヤマハセロー (冒頭写真、右端)
参加者1 BMW R1250GS 恐らく私より少し歳上のセレブ奥様 (同、左から2人目)
参加者2 KTM890 DUKE 還暦の紳士 (同、右から2人目)
私 スズキSV650ABS (同、左端)
恐らく私(54)が最年少。
「バイク乗りは実年齢より若い」という定説は今回の参加者を見てもまず間違いない。
走行中は夏のレッスン同様、トランシーバーを貸してもらい、柏氏の指示がいつも聞こえる状態にしてある。(B+COMを持っている方は使用可とのこと)
慣熟走行をしながら、信号待ちの度に、基本のアクセルとクラッチワーク、そしてブレーキング、停止後の車体コントロール、これを何度も繰り返す。
これは夏に参加したレッスンで行った基礎練習と同じである。
途中、広い公共駐車場を利用して、今一度基本動作の説明。
以前受けたレッスンと同じだが、ツーリング中ということで、より実践的で、柏氏の説得力が増しているように思えた。
須走方面から富士あざみラインに入る予定であったが、残念ながら数日前から冬季閉鎖となっていた。柏氏はすぐさま別のオプションを考え、更に移動する。
富士周辺は柏氏のテリトリーでもあり、良く知っているなという印象。
コースは予め決まったものではなく、当日の天候や人数、状況から柏氏がその場で判断して設定しているとのこと。多くの経験や引き出しを持っているので実現できるのだろう。
休日ということで、一般道は交通量が多い。
こんな状況でレッスンが成り立つのだろうかと思っていた矢先・・・柏氏は秘密の場所を知っていた。具体的な場所は明かせないのだが、人もクルマも誰も来ない道があり、その道で更なるレッスンを受けた。これには大満足だった。しかも受講生はたったの3人。
みっちりとお腹いっぱい練習することができた。
ランチ レストランの駐車場にて
遅めのランチ。ハードなレッスンで腹ペコだったので、とてもおいしく頂いた。
皆で雑談をしながら、すっかり打ち解けてお互いのプライベートな話をしたり、柏氏のバイク談義にも花が咲いた。大人のお昼時間という感じで、楽しいひと時を過ごした。
午後は峠道のレッスン。
一つのコースを何度も往復して安全なコーナーリングを実践して教わる。
自分のバイクを柏氏が運転し、タンデム体験して柏氏のテクニックを体感もした。
(私のバイクは荷物が多かったので、柏氏のセローにタンデムさせてもらった)
後部座席で柏氏の運転感覚がどのようなものか良く理解できた。まさに神技であった。
スピードは出ていないにも関わらず、コーナーがスムーズでクルッと向きが変わる。
とにかく無駄がなく速い。
セローのような小排気量のバイク、しかも男性2人乗りという重い状態で、難なく峠道を走行して見せたのは驚きでしかなかった。
峠道を何度か往復していると、休日ということもあり、対向車がセンターラインをはみ出したり、カーブの途中にクルマを停めて写真撮影する人や、急に道路を横切る人などがいて、ヒヤッとする場面が何度もあった。
今回のツーリングレッスンでは、このようなイベントやアクシデントに対し、どのような心構えで、具体的にどのような対処をすべきなのかを学ぶ機会でもあった。
その準備や対処を行うためには、普段の基礎練習がモノをいうということもよく理解できた。
柏氏いわく、やたらスピードを出したり、ギンギンに峠を攻めたりするのはではなく、安全に、低速でしっかり車体をコントロールできる人が本当に上手なライダーだと言っており、そのためには徹底的な基礎練習が必要だとしている。
野球の大谷選手をはじめ、一流の各アスリート選手は、何度でも同じ基礎練習を徹底的に繰り返していることから、バイクの運転技術も同様であると仰っていたのが印象的であった。
夕方、山中湖湖畔にて各参加者への総評を頂き、解散。
天候にも恵まれたツーリングレッスン、参加者との交流もでき、楽しく充実した休日となった。
おわり