群馬県藤岡市にある白石古墳群を訪れた(訪問:6月中旬)
5世紀から7世紀に造られた県内有数の古墳群だ。
白石稲荷山古墳(前方後円墳 全長170m 高さ6m 5世紀前期)
最大の古墳だが、周りにはゴルフ練習場や住宅などがあり全体像が掴みにくい。
平井地区1号古墳(左)と皇子塚古墳(右)
稲荷山古墳の北、数百メートルの丘の上にある古墳。
Pがないため整備された敷地の入口付近に停める
平井地区1号古墳(円墳 全長24m 高さ3.5m 6世紀後期)
皇子塚古墳(円墳 全長31m 高さ6m 6世紀後期)
七輿山古墳 (前方後円墳 全長146m 高さ16m 6世紀前期)
平井地区1号古墳・皇子塚古墳の更に北側数百メートルのところにある古墳。規模は大きい。
説明書き
Pなし 空いた場所に停める
これらの古墳群にまつわる話として高句麗(朝鮮半島)から移住してきた部族の存在が関わっているようだ。当時日本を統治していた欽明天皇の東征が絡んでいるとされている。但し、欽明天皇は6世紀初め頃に生まれ、571年没とされていて、上記の古墳が造られた時期を考えると大体同じ頃としか言えず、やはりこの時期の史実は今だ謎だらけで殆ど分かっていない。
古墳は時の権力者の象徴として祀られる墓というのはほぼ間違いない。
しかし、いつ、誰が、どんな理由で古墳を造り、どのような人が埋葬されたのかは不明であることが殆どである。
発掘調査をすることでその謎が解ける可能性が未だにあり、ゆっくりながら調査は各地で進んでいる。まだまだ未発見の遺物が各地で眠っていると思われるので、今後(例えばさきたま古墳の鉄剣のような)これまでの歴史を覆すような大発見があるかも知れない。私が生きている間にそれを見られるかどうか・・・考えるとワクワクするのである。
おわり