「きほさんのメンターって
どんな人なんですか？」
と、よく聞かれます。
そう聞かれたときは
一番最初にお世話になった
恩師の名前をお伝えするのですが、
最近、
うーん・・・
メンター・・・
とちょっぴり考えていました。
今まで関わっていただいた諸先輩方や
いろんなことを学ばせていただいた
講師の方は
みなさん尊敬していて。
その中でメンターって聞かれると
やっぱり最初の恩師なのですが。
例えば
「メンター」を
指針にしすぎてしまうと
「わたし」が
どこかに行ってしまうこともあると思うのです。
正解探し、というか。
実は過去わたしも、
そうなったことがありました。
真面目で、必死で、
もともとが優等生気質だったからなのですがね。
大好きで大尊敬する講師の方に、
好かれること、
認められることが目的になってしまったのですよね。
自分の人生を生きてなかったな、と、
今ようやく思えます。
生徒さんの中には、
ありがたくも
「わたしのメンターはきほさんです！」
と言ってくださる方もいて、
本当に嬉しいし受け取るのですが、
「指針は自分自身だよ」
と、必ずお伝えもしています。
（生徒さんの気持ちや
「メンター」という言葉を
否定してるわけじゃないので悪しからず・・・！
そう言っていただくことは、
素直にとても嬉しくありがたく思っています。
いつもありがとう
）
でで、
その指針って
自分の中にしかないのです。
自分の感情とか、
感覚とか、
感動とか。
感じてきたもの。
だと、思うのです。
（うまく説明できないんだけど・・・）
何をどう経験して、
それを自分がどう感じたのか。
これがね、この
「感じる」がね、
他人軸になっちゃってることに
気づかない人も多いのです。
影響ある発信者に引きずられてたり、
権威ある人が言ってたから、
人生キラキラしてる人が言ってたから、
両親がそうだったから、
会社がそうだから、とかね。
引きずられたりは、
人間だからさ、
仕方ないと思うんだ。
ただそれを客観的に
「あー、わたし今
この人大好きで、
この人の世界観にどっぷり
浸かっていたいって思ってるなー」
と、見ることができているか。
見ることができないと、
それこそなんというか、
宗教じみてくるというか、
排他的になるというか。
で？
自分は？
自分はどう感じていて、
ほんとはどうしたいの？
というところ。
それでね、
「感じる」ってところで、
わたしがいつも思い出す
原体験の一つが、この本。
ミヒャエル・エンデの
「はてしない物語」。
ちなみに映画にもなってますが、
あの映画、本の本質を横に置いて
エンタメ化したものなので、
お話全然違います。
（ハリー・ポッターもそうよね。
特に秘密の部屋のラストとか）
たしか小学４年生の時に、
祖父がプレゼントしてくれたもので。
歩きながら、
寝る時間ギリギリまで、
食事中に（お行儀悪い！笑）
常に読んでいたので
シミだらけ＆ボロボロなのですが・・・笑
（ボロッボロ！！！すごい年季！！！笑）
もうね、
小学校４年生のわたしは、
この本を読んだ時に
すっごい衝撃を受けたんですよ。
当時はいじめられていて
（わたしが傲慢だったのでしょう。笑）
毎日図書室に一人で
こもってたんですが、
もう、そんな自分の世界が
とたんに小さく見えて、
魂丸ごと救われた気がしたんです。
自分がいかに小さかったか。
自分がまだどれほど
狭い世界にいるのか。
世の中には
どれだけの可能性が、
愛があるのか。と。
なに、これ？？？？
こんなものを
書く人がいるの？？？？
こんなものを
世界に与えている人がいるの？？？
なんてこった！！！
あの衝撃は一生忘れないし、
立ち止まりそうになると
必ず思い出します。
わたしも、
こんな感動を
世の中に出せる人間になりたい。
こういう衝撃と感動を
与えて生きていきたい、と。
そう触発されて、
小学生から高校生までは
ずっと詩を書いたり、
小説を書いたりしてもいました。
（懐かしいな・・・）
はてしない物語で
よく思い出すのが、
このシーン。
「はてしない物語」そのものの
テーマ性が凝縮されてるなーと感じる。
あなたさまは
ご自身の物語をつくらねばなりませぬ。
あなたさまが望まないものには
手も届かない。
「近い」とか「遠い」とかいうことばも
ここではその意味で使われます。
だからある場所を立ち去ろうと思うだけでは十分ではない。
他の所へゆきたいという
望みがなければだめなのです。
望みを持って、
それに自分を
導かせるのです。
『汝の 欲する ことを なせ』というのは、
ぼくがしたいことは
なんでもしていいっていうことなんだろう、ね？
「ちがいます」
「それはあなたさまが
真に欲することを
すべきだということです。
あなたさまの
真の意志を持てということです。
これ以上にむずかしいことはありません」
ぼくの真の意志だって？
それはいったい、何なんだ？
「それはあなたさまが存じない
あなたさまご自身の深い秘密です」
どうしたら、
それがぼくにわかるだろう？
「いくつもの道をたどって
ゆかれることです。
一つ一つ、最後まで」
望みとは何か、
よいとはどういうことか、
わかっておられるのですかっ！
・・・と、
書いておいてなんですが、
わたしが一番衝撃を受けたのは
このシーンではないのですが。笑
本当にオススメの物語です。
気になった方は
ぜひ読んでみてください。
（文庫本じゃなくて、
下記リンクの装丁がしっかりしたサイズを
選ぶことをオススメします！
読んでいったら、
その理由が必ずわかります）
（目力ありすぎと怖がられる我が家のダッフィーと）
導いてくれる存在はきっと
誰の人生の中にもいて。
師と呼ぶべき存在も
誰の人生の中にもいて。
けれど人生の指針は、
導かれる望みは、
自分の内側にしかないと思うのです。
だからわたしは、
自分自身へ戻るために、
自分自身を思い出すために、
ホロスコープを伝えている。
あなたがあなたであるだけで、
素晴らしい価値と尊さがある。
望みを持って、
それに自分を
導かせる
自分の内なる
星の導きを
信じて生きる
今日はほんと、
徒然なるままの記事でした。
2018年も間も無く終わり。
素敵な12月をお過ごしくださいね。
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✴︎ 橋本きほ ✴︎
太陽：天秤座
月 ：乙女座
国立大附属小中高卒
早稲田大学卒
占星術師/カウンセラー/コーチ
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