フランス人の同僚が、任期満了まで8ヶ月ほどある中、6月末に離任することになりました。その理由が、もう惚れ惚れ。
これまでにも、私の周りにいるいろんな夫婦のあり方を書いてきたわけですが、このフランス人同僚夫婦は、ちょっと桁外れにぶっ飛んでる。
いろんな夫婦のあり方の過去記事はこちら
(妻・スコットランド人)
→その後2人で人生を選択
(夫・日本人)
(夫・香港系英国人)
(夫・インドネシア人)
(パートナー・スペイン人)
フランス人同僚は男性。夫の方ですね。彼は4年前にこの仕事に就くために、当時33歳の妻と生後3ヶ月の息子を連れてフランスから渡米。
それから少し経った頃、ニューヨークのとあるカフェで、壁一面に描かれた米国の歴代の女性宇宙飛行士の絵を見て、33歳妻に稲妻が落ちる⚡️
私も宇宙飛行士になる!と。
妻、33歳。生物学の博士号は持っているものの、パイロットでも空軍出身でもない。生後半年のベビーを抱える主婦。宇宙飛行士になるためには、工学の学位を取るところ、つまりゼロから始めなければならない。
なんとフランス人同僚、そんな妻の夢を実現するために、投資することにしたんですね!ベビーを保育所に預け、妻の学費を出し、妻が勉強する時間を確保するために、夫は仕事をきちっと定時で切り上げる。妻がフランスに戻っていくつかの課程を履修する間、シングルダディーとして仕事と育児を両立。
そうこうして3年強。なんと!妻は欧州の宇宙飛行士の最終選考にまで勝ち残ったんですね
すごい執念とガッツと努力と、もう、なにもかも!
夏からは本格的に欧州宇宙機関での訓練が始まる。そんな妻を支えるために、夫は自らのキャリアを一旦停止して、フランスに帰ることにしたのです。
まあ、妻がここまで来た以上、夫の今回の決断は当然かもしれない。むしろ、生後半年の子供がいて、33歳まで宇宙となんの縁もなかった妻が、宇宙飛行士になりたい!と言ったときに、「よっしゃ、頑張れ!」と言える夫はいったい何人いるだろうか。
ってこともすごいし、まあやっぱり何よりすごいのは、33歳で稲妻に打たれてから、それを実現してしまう妻の方ですけどね。彼女はいま37歳。年齢的にも、宇宙飛行士として選ばれるには、これが最初で最後のチャンスらしい。とにかく頑張ってもらいたい!
たかだか20時間ほどのエコノミークラスのフライトで、体調崩したり、吐いたりしているようなへなちょこの私には、到底真似できん。
