秋は?どこに行った?
半袖の翌日、急にちょっと厚い上着を着る不思議。
気候に体がついていけません。
🐕️の冬支度も慌てます😩
先日、華道展があり拝見させて頂きました。
出品されている方達の中には知ったお名前もちらほら。
お声をかけてくださる方も。
「元気にしてた?」
「またお稽古始めたら?」
「生徒さんを募集したら?」
と弾む会話。
お稽古を始めたのはまだ中学生13歳。
何にも知らない中学生が高校、大学、結婚、、、
休会するまで40年近く通ったお稽古。
花の生け方だけではなく、襖の開け締めから、会席でのマナー、社会人としての常識を学ばせて頂きました。
子供だった私には目上の皆さんの話題は??ばかりだったけれど、だんだん皆さんの会話に入れるようになりました。
今、あの頃の皆さんが華道教室に求めていたものが『花』だけではなかった事が分かります。
家庭や仕事から離れる、あの時間が大切だったのですよね。
懐かしい皆さんが歳を重ねられ、先生をはじめ数人の方は空に旅立たれて淋しいけれど、季節の花を愛で会話する時間を今でも持てることに感謝です。
『華道』『生け花』は贅沢な娯楽、習い事だといわれたことがあります。
確かにそうですね。
命ある「花」はどんなに手入れをしても枯れてしまいますから。
儚いものです。
「花」はなくても暮らしていけますし。
でも、私は沢山のお金をかけ、指導者の資格まで取らせてくれた両親に感謝しています。
花と向き合う時間は「不妊治療」のシンドさも忘れさせてくれました。
様々な年齢の皆さんとの会話は社会を人を学ばせてもらいましたから。
素敵な作品の前で一礼をして拝見する。
今でも特別な時間です。