『子持ち様』
なんか凄い言葉
分からなくはない。。。
不妊治療中に知り合った会社員の方が
次々に妊娠していく同僚に
「おめでとう!無理しないでね」と言いながら彼女らの仕事のフォローをしている。
おめでとうの気持ちにウソはないけれど、正直、疲れ切ってる、、、とボヤいていたな。
別の知人は仕事をされていたけれど
子供さんの体調で度々休む事が心苦しいと退社したとか。
立ち場が違えばね
思いやれるだろうけれど、皆なが皆な
その立ち場を実感できないのだから難しい。
その責任を個人に負わせるのは違うのでは?と思う。
会社だよ!動くのは。
社会の風潮に乗り、耳障りが良い事ばかり並べても中身が伴っていないのだから
誰かに負担がかかる。
声を上げられない弱い方に。
今まで「少子化対策」で産む人優遇の中、
不平不満を口に出す事をはばかられ、ジッと我慢を強いられてきた独身者達が声を上げ
『子持ち様』なんて言葉を生んだのかな。
子供を諦めた頃から私達夫婦の長期休みの申請は子供さんがいらっしゃる方たちと被らない時期になった。
「子供さんがいる人は休みたいよね」と 忖度して。
それは良い。こちらの気持ちだから。
でも、それは『当たり前』ではない事をあちら側の皆さんには認識して欲しい。
いろんな立場のいろんな声を見ると
わかる!わかる!となるけれど
それでもなんだかモヤッ感が残る。
本当の『お互い様』が成り立つと
こんな嫌な言葉が生まれないのだろうな。
個人主義、個人情報が大事にされてきた弊害なんだろうか。